【WWE】NXT『VENGEANCE DAY』(2月15日・日本時間16日/ワシントンDC)
日本人レスラーがWWEの舞台でジャパニーズ・スタイルを継承。ノア流スタイルに巻き起こった大コールに日本のプロレスファンも「受けてる」「インパクト残してるぞ」「泣きそう」と感慨深げな様子だった。
WWEの第3ブランドNXTの大一番「VENGEANCE DAY」が開催。ノアとWWEの提携でNXT参戦中の稲村愛輝がジョシュ・ブリッグスと組んで、王者チーム”フレクシオム”ネイサン・フレイザー&アクシオムと対戦。初のタイトルショットに持ち前のパワーを発揮するが惜しくも敗れた。しかし、大「イナムラ」コールが起きるなど大きなインパクトを残した。
ノアとWWE NXTのパートナーシップの一環として、稲村は昨年12月からNXTに参戦。実績を重ねながら、昨年ノアにも参戦したブリッグスとのコンビで王者チームへの挑戦権を得た。
序盤こそ王者チームのスピーディーな動きとコンビプレーに翻弄された稲村だが、徐々にパワーファイトで反撃。強烈なフルスイングの逆水平を皮切りに、相撲仕込みの突っ張りでアクシオムを蹂躙。その後も強烈な逆水平の音に会場からどよめきが起きた。
NXTマットでもノアのスタイルで挑む姿にファンも「うけてる」「エグい逆水平や」「ノアっぽい」「人気あるやん」「稲村いい仕事しているわ嬉しい」と反応。ABEMAの解説のもりおも「会場のユニバース(WWEファンの総称)が稲村さんを支持してますね」と反応。
中盤は”稲村無双”の大活躍。アクシオムのトップロープからのスパニッシュ・フライを貰うなど追い込まれるが、返す刀のブリックスがネイサンに放ったトップロープからのチョークスラムに救われると、ネイサンのクロスボディを受け止めバックスープレックスで一蹴。
さらに体当たりでアクシオムを吹き飛ばし、抱きかかえた体勢のままネイサンのバックチョークで締められたまま立ち上がると、その場でグルグルと2人もろとも回転。会場から自然の巻き起こった「イ・ナ・ム・ラ」の大コールにファンも「すげー」「稲村頑張れ」「稲村コール泣きそう」と反応した。
この試合を通して大暴れだった稲村だったが、防衛10回のタッグ職人”フレクシオム”のスピーディーな分断作戦で孤立すると、ミサイルキック+水面蹴りの連携技でカウントスリーを献上し惜しくも敗戦。戴冠とはならなかったが、一時は会場の「大イナムラ・チャント」で試合を支配するなど随所で存在感を示した。(ABEMA/WWE・NXT『VENGEANCE DAY』)
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