【UEFAチャンピオンズリーグ】バイエルン 1-1 セルティック(日本時間2月19日/アリアンツ・アレーナ)
セルティックの日本代表FW前田大然は、試合開始からフルスロットルだった。バイエルンのボール保持に対して、2度、3度と追いかけると、最後は韓国代表DFがもつれたところに容赦のないスライディングタックルを見舞った。
本拠地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレーオフ1stレグはバイエルンに敗れるも、前田のゴールで2ndレグに望みを繋いだ。迎えた敵地でのリターンレグ、前田はワントップでスタメン出場した。
バイエルンがポゼッションを握るなか、セルティックは守備時に4ー4ー2の3ラインを形成。最前線に前田と旗手怜央を並べてプレスを狙う。すると開始早々の2分、この形がハマる。
MFセルジュ・ニャブリがDFキム・ミンジェにバックパスしたところから前田のスイッチが入る。加速してキム・ミンジェを追いかけていくと、韓国代表DFは無理することなくGKマヌエル・ノイアーまでボールを下げた。前田はこのボールも追いかけていき、その後もノイアーとキム・ミンジェ間のパスに喰らいつく。するとキム・ミンジェがターンしようとしたところでややボールのコントロールを失った瞬間を見逃さず、驚きの加速力で一気に間合いを詰める。逃げるように前に蹴ろうとしたボールに対して、スライディングを見舞った。
このプレーに対して解説を務めた北澤豪氏は「前から行きますね。いいですね前田」とコメント。開始早々に見せた前田のプレーを称えた。またSNSのファンたちも「立ち上がりからいくね!」「前田の鬼プレス!」「いいプレス」「加速がえぐい」「捕まえたかと思ったわ」「ミンジェドン引きやん」など、スピードに対する驚きの声や序盤から気持ちのこもったプレーに対して称賛の声が多く見られた。
豊富な運動量と圧巻の加速力で走り回った前田は、63分にアシストを記録。しかしチームは試合終盤に痛恨の失点を喫し、1ー1のドローに終わった。この結果、2戦合計3ー2でセルティックはCL敗退が決まっている。なお、前田と旗手はフル出場した。(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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