【UEFAチャンピオンズリーグ】レアル・マドリード 3-1 マンチェスター・C(日本時間2月20日/サンチャゴ・ベルナベウ)
わずか7秒で、見事な“アート”を完成させた。レアル・マドリードのFWキリアン・エンバペがロングフィードでの抜け出しから美しい孤を描くループシュートを沈め、ファンが高揚している。
フランス代表FWが規格外のプレーを見せたのは、マンチェスター・シティと戦ったUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント・プレーオフ2ndレグの4分のことだ。レアル・マドリードが自陣でゆったりとパスを回す中、一気に攻撃のスイッチが入る。
エンバペはセンターサークル内でシティのDFジョン・ストーンズとDFルベン・ディアスの間でスタンバイ。ボールを持ったDFラウール・アセンシオが右足でのキックモーションに入ると、背番号9は一気にスタートを切り、ディアスを上手くブロックしながら裏に抜け出す。ボールはボックス手前でバウンドし、シティのGKエデルソンがゴールマウスから少し飛び出した。
首を振って状況を確認したエンバペは、バウンドに合わせて右足インサイドで合わせる。時を止めるかのような美しいループシュートを左隅に沈めてみせた。
ロングフィードからたったの7秒でゴールマウスを陥れた白い巨人の攻撃に、シティ守備陣は完全崩壊。エデルソンはシュートが入るのを見守るしかできなかった。
解説の林陵平氏は「いとも簡単に決めましたね」と感心し、「ラウール・アセンシオのフィードも本当に素晴らしかったですし、そこに抜け出したエンバペがGKの立ち位置を見てループシュートを流し込みました。1回目の攻撃ですからね」と絶賛した。
スタジアムが大熱狂したゴールにファンもSNSで反応。「ループシュートの軌道、絵画みたいじゃなかった?」「スポーツの枠を超えて、アートの領域に達してる」「ハイラインなのにこんな自由に蹴らせたらそらやられますわな」「マドリーそれで点決められるなら戦術いらんやん」「あの冷静なループシュートはまさに天才の一撃」「フィードもシュートも100点」と称賛の声を送っている。
エンバペは1stレグに続くこのゴラッソが爆発の口火となり、33分と61分にもネットを揺らしてハットトリックを達成。チームを3-1の勝利に導き、レアル・マドリードは2試合合計6ー3でマンチェスター・シティを破って決勝トーナメント進出を決めた。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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