【AFC U20アジアカップ】U-20日本代表 1-1 U-20韓国代表(日本時間2月20日/深圳ユース・フットボールトレーニングベース・ピッチ1)
中国で開催中のAFC U20アジアカップでU-20日本代表は2月20日、D組グループステージ第3戦でU-20韓国代表との日韓戦を戦い、神田奏真(川崎フロンターレ)のゴールで先制するも後半アディショナルタイムに失点して1ー1のドローに終わった。この結果、日本はD組2位で決勝トーナメント進出を決めている。
ここまで2試合を終えて、1勝1分でD組2位につける日本。今回の日韓戦は引き分け以下で決勝トーナメント進出が決まる。韓国に勝利した場合は首位通過。逆に敗れるとシリアvsタイの結果次第で、シリアが勝った場合は、日本とシリアの得失点差によってグループステージ突破が決まる状況だ。
大事な日韓戦に向けて日本は、17日に第2戦シリア戦から4人を変更。DF梅木怜(FC今治)、MF石井久継(湘南ベルマーレ)、MF中川育(流通経済大)が初戦以来のスタメンに抜擢され、FW神田が初先発。そのほか、GK荒木琉偉(ガンバ大阪)、DF高橋仁胡(セレッソ大阪)、DF市原吏音(RB大宮アルディージャ)、MF小倉幸成(法政大学)、MF大関友翔(川崎フロンターレ)、MF佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)の6選手は3試合連続のスタメン出場となった。
現地の気温27度と過去2試合よりも暑い中でキックオフを迎える。立ち上がりからプレスを仕掛ける日本が連続してCKを獲得すると、5分には喜多壱也(京都サンガF.C.)が打点の高いヘディングで韓国ゴールを脅かした。
26分には左サイドから崩しにかかる。ボックス内の石井がマイナスの折り返しを入れて、これに反応した小倉がボックス手前から左足を振り抜く。ドライブ回転のシュートが枠内に飛んだが、GKキム ミンスの好セーブに防がれた。
迎えた28分にようやく試合が動く。再び左サイドの石井が右足に持ち替えてゴール前に早いクロスを入れる。するとGKの前でワンバウンドしたボールを弾いたところに、神田が体ごと突っ込んで日本が先制した。
39分には日本がピンチ。左サイドを抉られてMFカン・ジュヒョクに入れられたクロスをニアでFWハ・ジョンウに合わせられる。ゴール急襲のシュートとなったが、GK荒木が好セーブを見せ、前半は日本が1点リードで終えた。
日本は交代なしでそのまま後半に突入。左サイドの石井の突破を武器に追加点を狙っていく。しかし追加点を奪えずにいると、68分には石井を下げて井上愛簾(サンフレッチェ広島)を投入し、攻撃を活性化する。
71分には左サイドをえぐった高橋のクロスに神田が飛び込むが、合わせられず。逆サイドに流れたところで、中川が右足で狙ったがここも決めきれない。
78分には大関と神田を下げて中島洋太朗(サンフレッチェ広島)と道脇豊(ベフェレン/ベルギー)、85分には小倉を下げて、 布施克真(日本大学藤沢高等学校)を送り出す。しかし90+1分に左サイドの突破を許し最後はキム・テヨンにゴールを奪われて同点とされた。
試合はそのまま1ー1で終了。この結果、日本はD組2位で決勝トーナメント進出となり、準々決勝でC組1位のU-20イラン代表と対戦。準決勝進出チームに与えられるU-20ワールドカップ出場をかけた大一番を迎える。
(ABEMA de DAZN/AFC U20アジアカップ)
【AFC U20アジアカップ】
2025年2月12日から3月1日まで中国で開催。グループステージは16チームがグループAからグループDに分かれて戦い、各組の上位2チームが決勝トーナメントに進出する。準決勝に進出した上位4か国が、2025 FIFA U-20ワールドカップ(チリ開催)の出場権を獲得する。日本は前回の2023年大会で準決勝敗退、今大会は2016年大会以来となる優勝を狙う。





