この状況に危機感を覚えたあらぽんはピンで動き出すことにし、当時はまだ芸人がそれほどいなかったYouTubeに目をつけて「あらぽんちゃんねる」を開設。そこでは「高級食材を食べるASMR」などのコンテンツを配信したが、総額200万円のコストをかけたにもかかわらず、得られた収益は1円だったという。
その後、あらぽんは「ANZEN漫才は一生続くし、世田谷に一軒家を建てよう」と思い立ち、ローンを組んで新築の注文住宅を建てた。「全部屋で配信ができるように」と各部屋の壁紙をすべて変えたことも明かすと、若林は「ちょっと1円YouTuberにしては生意気だよね」とツッコミを入れ、笑いを誘った。
当時、あらぽんはゲーム配信をしており、世界的な人気ゲーム「フォートナイト」を実況していた。しかし、視聴者はわずか2人で、うち1人は事務所の社長。あらぽんのゲーム配信を応援していた社長は、自宅のパソコンで配信をつけておいてくれたという。
「ゲームがダメなんじゃないか?」と考えたあらぽんは、次に「APEX」という人気ゲームを始めたところ、今度は「大会に出る仕事に繋がった」という。しかし、オンラインシューティングゲームにも関わらず、あらぽんのプレイスタイルは「ずっと隠れていただけで、見つかった瞬間に瞬殺される」というものだった。これに若林は「1番チームメイトに怒られるやつじゃん」とツッコミを入れ、スタジオの笑いを誘っていた。
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