【明治安田J1リーグ】FC東京 0-1 FC町田ゼルビア(2月22日/味の素スタジアム)
ユニフォームを引っ張られイライラが溜まっていたのかもしれないが……。FC町田ゼルビアの韓国代表FWオ・セフンの突き飛ばし行為にスタジアム中から大ブーイングが飛んだ。名物解説者も苦言を呈するプレーにファンたちも反応した。
明治安田J1リーグ第2節で、町田はアウェイでFC東京との東京ダービーを迎えた。問題のシーンはゴールレスで迎えた39分だった。
右サイドに流れたFW相馬勇紀の左足で入れたインスイングのクロスを入れる。これに対してオ・セフンは、ポジションに入ろうとしたところで元日本代表DF森重真人にユニフォームを掴まれる形でブロックされた。結局クロスボールは、GK野澤大志ブランドンが直接キャッチする。しかし次の瞬間、森重の対応に怒ったオ・セフンが両手で森重を突き飛ばした。
このプレーに主審はすぐにホイッスルを鳴らして試合を止める。すかさず味の素スタジアムに訪れた青赤のサポーターたちは一斉に大ブーイングを浴びせた。両者の間にはDF岡村大八やDF長友佑都が割って入るも、今度は森重が激昂。手を出したオ・セフンにイエローカードが提示されると、スタンドからは「もう一枚!もう一枚!」といった大きな声が響き渡る異様な空気となった。
解説を務めた林陵平氏は「オ・セフンと森重のところはプレーエリアの確保で引っ張り合いをしている。森重も入らせないためにかなりブロックしている」とポジション争いの中で、お互いに手を出し合っていると指摘。しかしオ・セフンの突き飛ばした行為については「オ・セフンのこれは必要ない。開幕の時もこういうことをしていた。やる必要はない。もっと冷静に。自分のコンディションが良くなればこういうこともなくなる。ここにイラつきが出てしまう。プレーヤーあるある」と苦言を呈した。
またSNSでは「おい、それいらんやろ」「突き飛ばしとるやないか」「流石にこれは酷い」「オ・セフンは要らんことしたな」「イライラしても手は出したらダメ」とオ・セフンの行動に落胆する声や「森重、オ・セフンに手を出させたタイミングで見事な超脱力。完璧」「今のは森重が上手い」「イライラさせたら勝ち」などの声も見られた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)