なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)における攻守の期待の星が、お互いの性格診断を分析。裏話も披露した。
オーストラリア女子代表、コロンビア女子代表、アメリカ女子代表と戦う「2025 SheBelieves Cup」に参戦するため、アメリカ遠征中のなでしこジャパン。全選手に性格診断テストを実施し、その診断結果をもとにお互いの本性を語り合ってもらうABEMAの対談企画・第二弾で登場したのが、MF谷川萌々子(バイエルン)とDF古賀塔子(フェイエノールト)の19歳コンビだ。
同学年でともにJFAアカデミー福島で育った2人は、2022年のU-17ワールドカップ、そして2024年のパリ五輪でも揃ってプレーした盟友。なでしこジャパンの未来を担う存在として大きく期待されている。
4つの指標の組み合わせでタイプが決まる16種類の性格診断で、谷川は『領事(ESFJ)』。「しっかり者で温かい心の持ち主」、「自分より周囲の幸福を優先」、「物事を的確に整理するのが得意で複数タスクを同時にこなせる」などの特徴を持つタイプだ。
この結果に古賀は、「結構あっているなと思います。誰とでも仲良くなれるし、家族を想っている感じのイメージもあるので」とコメント。谷川本人はマルチタスクにも納得し、「水族館でもリフティングできました」とまさかのエピソードを披露。「魚を見ないゾーンで、サッカーをしていました」と大笑いした。
谷川はマルチタスク能力をサッカーでも発揮。2024年シーズンはレンタル先のFCローゼンゴード(スウェーデン)で、ボランチが主戦場ながら20試合で16ゴールを挙げ、得点王に輝く快挙も成し遂げているのだ。
ちなみに谷川は、パリ五輪のブラジル戦で日本男女初となる10代での五輪ゴールも記録。この記録的なゴールは、父親の「ブラジルのGKは前に出る癖があるから狙え」というアドバイスが閃きの元となったそうで、性格診断通りに家族を大切にする姿勢が垣間見えた。
一方で古賀の性格診断は『エンターテイナー(ESFP)』。「社交的でパーティーの主役になる」、「人や状況を読み取る才能がありどんな場所にも適応」などの特徴を持つタイプで、谷川も「そうだなって思います」と納得する。「寮生活で6年間(JFAアカデミー福島時代)ずっと一緒だったんですけど、周りの人を笑顔にさせる力がある。エンターテイナーって感じですね。一発芸の場面でやる時はしっかりやる(笑)」とエピソードを交えて語った。
ただ、古賀は「代表の年上の人には、これ(エンターテイナー)じゃないと思われているはず」と自己分析。「人見知りなので、初対面の人には自分からはいけない。仲良くなったら調子乗っちゃうタイプ」らしく、谷川も「(なでしこジャパンでは)まだエンターテイナーは発揮できていない状態ですね」と笑った。
ただ、高校卒業後に渡ったフェイエノールトでは、早くもエンターテイナーぶりを発揮したとのこと。新人は仲間の前で熱唱するというチームルールがある中、『ドラえもん』の主題歌を歌ったという。「日本語がわからないので、みんなわーって盛り上がってました(笑)」と笑顔で振り返った。
なお、なでしこジャパンは「2025 SheBelieves Cup」の初戦(2月21日)でオーストラリア女子代表に4-0の大勝利。大会は残り2試合で、日本時間2月24日4時キックオフでコロンビア女子代表、同2月27日12時30分キックオフでアメリカ女子代表と対戦する。谷川と古賀の19歳コンビの活躍にも期待したい。
(ABEMA/2025 SheBelieves Cup)

