【2025 SheBelieves Cup】コロンビア女子代表 1－4 日本女子代表（日本時間2月24日／ステートファーム・スタジアム）
絶妙だった。なでしこジャパン（サッカー女子日本代表）のDF北川ひかるが、アーリークロスでPK獲得に貢献。一振りで決定機を生み出せる左足のキックにファンが惚れ惚れしていた。
なでしこジャパンは日本時間2月24日、「2025 SheBelieves Cup」（アメリカ開催の4か国対抗戦）第2戦でコロンビア女子代表を4－1で撃破。79分に締めの4点目を演出したのが、北川の“黄金の左足”だった。
敵陣の左サイドの侵入した北川は、DF南萌華から受けたパスをトラップ。顔を上げて最前線の状況を確認すると、コロンビア選手が詰めてくる前にややバウンドしたボールをインサイドで柔らかく蹴り出した。
ボールは美しい放物線を描き、コロンビアのDFとGKの間に走り込むFW田中美南にピンポイントで届く。相手GKルイサ・アグデロが慌てて飛び出したが、開いた足が田中の足を引っ掛ける。即座に主審の笛が鳴り、アグデロにはイエローカードが出され、日本はPKを獲得した。
ABEMA実況の辻歩氏が「北川のアーリークロスから田中というシーンは第1戦でも見られましたね」と問いかけると、解説の岩渕真奈氏は「ホットラインがありますね」と呼応。さらに岩渕氏は「北川選手のキックは非常に精度がありますよね。優しいパスでした」と称賛した。
PK獲得に貢献した北川のクロスには、サッカーファンが注目。ABEMAのコメント欄やSNSでは、「北川はこれがいいんよ」「北川はポジショニングがいいな」「PK奪取したプレー、北川のクロスと田中の飛び込みどっちも良かった！」「北川→田中のINAC神戸ホットラインや！」「北川のクロスは美しい」「田中のランニングもよかったし、そこに届けた北川のクロスも最高です」など歓喜＆称賛となった。
その後、北川はPKを左隅に成功させた田中と眩しいほどの笑顔で抱擁を交わす。第1戦でも同じく左足で2アシストを記録している左SBは、守備でしっかり奮闘しながら、これで2試合で実質3ゴール関与。攻撃力の高さニルス・ニールセン新監督にアピールしている。
なお、なでしこジャパンは日本時間2月27日の大会第3戦で、FIFA女子ランキング1位のアメリカ女子代表と激突。攻守で躍動する北川が最強チームを相手にどんなプレーを見せるのか。要注目だ。
（ABEMA／2025 SheBelieves Cup）
