【AFC U20アジアカップ】U-20オーストラリア代表 2-0 U-20日本代表(日本時間2月26日/宝安スポーツセンター・スタジアム)
【映像】痛恨…U20日本代表、ミスから許した先制点の瞬間(リプレイあり)
中国で開催中のAFC U20アジアカップでU-20日本代表は2月26日、決勝トーナメント・準決勝でU-20オーストラリア代表と対戦。後半に2失点を喫して、ベスト4での敗退となった。
23日に行われた準々決勝でU-20イラン代表を相手にPK戦の末に勝利した日本は、今年9-10月に開催される2025 FIFA U-20ワールドカップへの出場権を獲得。オーストラリアと対戦した準決勝では、累積警告で出場停止となったMF小倉幸成(法政大)を含めて、イラン戦から8名を変更。フォーメーションは4ー4ー2を採用し、GKは後藤亘(FC東京)、DFは桑原陸人(明治大)、土屋櫂大(川崎フロンターレ)、喜多壱也(京都サンガF.C.)、布施克真(日本大学藤沢高等学校)が並び、中盤は齋藤俊輔(水戸ホーリーホック)、中島洋太朗(サンフレッチェ広島)、ニック・シュミット(ザンクトパウリU19/ドイツ)、石井久継(湘南ベルマーレ)、前線は井上愛簾(サンフレッチェ広島)と高岡伶颯(日章学園高等学校→サウサンプトン移籍内定)が並んだ。
サウジアラビアが待つ決勝に向けた大事な一戦。立ち上がりはお互いに慎重な入りを見せたことで、動きが少ない展開に。日本は左サイドの石井や、最前線の井上、高岡にボールを当ててチャンスを作り出していくが、オーストラリアのゴールを脅かすには至らず。43分には左サイドから崩すとボックス内の高岡が右足に持ち替えてフィニッシュ。しかしこれは相手のブロックに阻まれて前半はゴールレスで終えた。
迎えた49分、日本は右サイドから突破を許すと、MFジョニー・ユルが入れたグラウンダーのクロスをFWムサ・トゥーレに押し込まれて失点を喫した。
57分には、井上とシュミットを下げてFW神田奏真(川崎フロンターレ)とMF大関友翔(川崎フロンターレ)を送り出す。すると交代早々の59分に大関がボックス手前から左足を振り抜くと、強烈な一撃がクロスバーを叩いた。
66分には桑原、齋藤に代えて、DF髙橋仁胡(セレッソ大阪)とDF梅木怜(FC今治)を送り出す。しかし直後の67分に自陣でのミスが重なり、MFジェイラン・ピアマンにシュートを叩き込まれて2失点となった。77分には髙橋のクロスに神田が頭で合わせたがGKの正面を突いてしまう。
79分には高岡を下げて、FW道脇豊(ベフェレン/ベルギー)を送り出して交代カードを切り終えた。82分にも大関のミドルシュートでゴールに迫るがネットを揺らせず。最後までゴールを目指して攻め続けた日本だったが、オーストラリアの守備をこじ開けることはできず終了のホイッスルを迎えた。
3大会ぶりのアジア制覇を目指した日本だったが準決勝で敗退。アジアベスト4で、FIFA U-20ワールドカップに出場する。
(ABEMA de DAZN/AFC U20アジアカップ)
【AFC U20アジアカップ】
2025年2月12日から3月1日まで中国で開催。グループステージは16チームがグループAからグループDに分かれて戦い、各組の上位2チームが決勝トーナメントに進出する。準決勝に進出した上位4か国が、2025 FIFA U-20ワールドカップ(チリ開催)の出場権を獲得する。日本は前回の2023年大会で準決勝敗退、今大会は2016年大会以来となる優勝を狙ったがベスト4敗退となった。




