【AFC U20アジアカップ】U-20オーストラリア代表 vs U-20日本代表（日本時間2月26日／宝安スポーツセンター・スタジアム）
中国開催のAFC U20アジアカップで、U-20日本代表はU-20オーストラリア代表と対戦。日本時間2月26日の20時30分にキックオフされた。
日本の船越優蔵監督は、U-20イラン代表をPK戦の末に下してU-20ワールドカップ出場権も獲得した3日前の準々決勝から、疲労も考慮してスタメン8人を変更。GK荒木琉偉（ガンバ大阪）、DF髙橋仁胡（セレッソ大阪）、DF市原吏音（RB大宮アルディージャ）MF佐藤龍之介（ファジアーノ岡山）、MF大関友翔（川崎フロンターレ）など今大会の主力をベンチに置き、代わってGK後藤亘（FC東京）、DF土屋櫂大（川崎フロンターレ）、MF中島洋太朗（サンフレッチェ広島）MFニック・シュミット（ザンクトパウリU19）、FW高岡伶颯（日章学園高→サウサンプトン移籍内定）などを先発で送り出した。
メンバーは大幅に入れ替えた影響は大きく、日本は前半からチグハグな連携。そして、後半開始直後の49分には先制点を奪われる。左サイドをDFダニエル ベニーとMFジョニー ユルの連携で完全に崩されると、折り返しのグラウンダークロスをFWムサ・トゥーレに右足ダイレクトで合わされる。強烈なシュートはGK後藤の股を抜けてゴールネットに突き刺さった。
痛恨の失点には、サッカーファンも反応。SNSでは「危ない時間帯、耐えたい時間帯でやられた」「しんどい展開」「8人も代えたらそりゃあ…」「メンバー変えすぎじゃない？」「綺麗に崩された」「切り替えるしかない」などの声が出ている。
日本は57分にMF大関とFW神田奏真（川崎フロンターレ）、66分にDF髙橋とDF梅木怜（FC今治）を投入したが、67分に痛恨の2失点目。相手のハイプレスに屈してあっさり自陣ペナルティーエリア付近でボールロスとすると、MFジェイラン ピアマンに右足でミドルシュートを打たれる。日本のGK後藤にとってはほぼ正面だったが、敵味方でブラインドだったか手を出したもののボールを弾けず。ゴールネットを揺らされた。
その後、日本はほとんど決定機を作れないままタイムアップ。0－2で敗れて3大会ぶりのアジア制覇を逃した。
（ABEMA de DAZN／AFC U20アジアカップ）
【AFC U20アジアカップ】
2025年2月12日から3月1日まで中国で開催。グループステージは16チームがグループAからグループDに分かれて戦い、各組の上位2チームが決勝トーナメントに進出する。準決勝に進出した上位4か国が、2025 FIFA U-20ワールドカップ（チリ開催）の出場権を獲得する。日本は前回の2023年大会で準決勝敗退、今大会は2016年大会以来となる優勝を狙う。
