【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ2-1アルビレックス新潟(2月26日/県立カシマサッカースタジアム)
鹿島アントラーズのFW鈴木優磨がドリブル中に転倒し、ボックス手前でFKを獲得。その、あまりにも派手な転び方に、ファンからは総ツッコミを受けている。
注目のシーンは、明治安田J1リーグ第3節でアルビレックス新潟と対戦した47分のことだ。1ー1と同点の中、鹿島が鋭いプレッシングでボールを奪い、ペナルティーエリア右角にいた背番号40にボールが入る。
鈴木は右足でのトラップで内側を向き、カットインを開始。2タッチ目以降は足元に入ったが、細かいタッチで軌道修正しながら切れ込んでいく。すると、次の瞬間、ボックスの手前で転倒したのだ。即座にファウル笛が鳴り、鹿島が絶好の位置でFKを獲得。鈴木はすぐに立ち上がり、カードを提示するジェスチャーでアピールをした。
新潟は納得できない様子で、鈴木を追走していたMF宮本英治を中心に選手が審判に駆け寄ってノーファウルをアピール。しかし、追走していた宮本が鈴木の左半身に手をかけている様子がみられ、解説の佐藤悠介氏も「左手でしょうね」とコメントし、「そんなに強く押したり引っ張ったりはしていないですけど、左手がかかっていますね」と説明した。
佐藤氏が述べたように宮本が強く手を使っていないにもかかわらず、鈴木が大きく転倒したことで、ファンは総ツッコミ。「足滑ったんじゃねえのか」「カードをアピールするのはカード対象」「滑りすぎじゃね」「カードは草」「おもろ」「ネイマールやん」「手がかろうじて当たっただけじゃね」「シミュレーションだよ」という声があがった。
鬼の形相で抗議していた鈴木だが、直後には涼しい顔で両手を上げる動きでスタジアムの雰囲気を盛り上げ、相手選手も思わず笑顔を見せた。
その後、鈴木の転倒で得たFKを、MF樋口雄太が直接狙うと、シュートはクロスバーに直撃。背番号40は頭を抱えて悔しそうな様子だった。
その後、鹿島が78分にCKからオウンゴールを誘発して勝ち越し。2ー1で新潟を撃破し、12,106人のサポーターとホーム2連勝の喜びを分かち合った。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)