最強の戦士は、最高の兄だった…「葬送のフリーレン」シュタルクが味わった“ハンバーグ”の味

2期は2026年1月より日本テレビ系で放送予定

　アニメに登場する食べ物はファンの間でも人気の要素だが、「葬送のフリーレン」では「馬鹿みたいにでかいハンバーグ」がよく知られている。シュタルク（CV：小林千晃）が自身に贈られたおいしそうなハンバーグの意味を知り、“最強の戦士”だった兄のシュトルツ（CV：江口拓也）を思い出すシーンは感涙ものだ。

【映像】シュトルツとシュタルクの感動秘話（17分35秒ごろ～）

　現在一挙配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が討伐された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きるエルフの魔法使いフリーレン（CV：種崎敦美）が弟子のフェルン（CV：市ノ瀬加那）、戦士のシュタルクと共に“人を知るための旅”をする物語となっている。

　数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得る原作コミックスは既刊13巻現在で累計発行部数2200万部を超える。2023年9月から2024年3月にかけて放送されたTVアニメは、毎話放送後関連ワードがいくつもX（旧Twitter）でトレンド入りするほどの盛り上がりを見せ大ヒット作となった。アニメ第2期の制作も発表されている。

　第12話では、戦士の村出身のシュタルクが家族のことを回想するシーンが描かれた。幼い頃のシュタルクは魔物とまともに戦えず、父親から「失敗作」とさげすまれていた。一方で兄のシュトルツは最強の戦士であり、戦ってもマントに汚れ一つ付くことのない強さは村の誇りと言われていた。そんなシュトルツはシュタルクに優しく、弟の誕生日には「親父たちには内緒だぜ」といってこっそりハンバーグを作ってあげることもあった。

　時が経ち、シュタルクは、フリーレンとの旅の途中で18歳の誕生日を迎えた。フリーレンはシュタルクに「馬鹿みたいにでかいハンバーグ」を振る舞う。このハンバーグは、シュタルクの師匠であるアイゼン（CV：上田燿司）が、シュタルクの誕生日のたびに作っていたものだった。シュタルクは単なる誕生日のお祝いくらいに思っていたが、アイゼンからレシピを聞いていたフリーレンは、それが「精一杯頑張った戦士をねぎらうための贈り物」という意味が込められたものだということも聞いていた。

　はじめて「馬鹿みたいにでかいハンバーグ」の意味を知ったシュタルクは、不器用さから直接伝えられることはなかった師匠の思いを噛みしめるとともに、同じように誕生日にハンバーグを焼いてくれた兄のことも思い出していた。

シュタルクの思い出に視聴者の反応は

【動画】フリーレン、目が横線の“しょぼん顔”に（13分55秒ごろ〜）

フェルンとシュタルクの社交ダンスシーンが素敵すぎる

むっすー＆ぽこぽこパンチシュタルクを叱るフェルンがかわいい

アニメ『葬送のフリーレン』2期はいつから放送？続きは原作の何巻から？

2期は2026年1月より日本テレビ系で放送予定

ANIME FREAKES

アニメ『葬送のフリーレン』放送回一覧（動画リンクつき）

話数	サブタイトル（タップで動画へ）	見どころ
1	冒険の終わり	フリーレンの涙
2	別に魔法じゃなくたって…	約束の花
3	人を殺す魔法	スカート捲ったクソガキ
4	魂の眠る地	かけがえのない「たった10年」
5	死者の幻影	「撃て」
6	村の英雄	ド迫力のシュタルクvs竜！
7	おとぎ話のようなもの	ヒンメルが銅像を残す理由
8	葬送のフリーレン	「葬送のフリーレン」の由来
9	断頭台のアウラ	「ヒンメルはもういないじゃない」
10	強い魔法使い	「自害しろ」のリップシンク
11	北側諸国の冬	漫画作者描き下ろしの女神
12	本物の勇者	シュタルクの兄との思い出
13	同族嫌悪	魅惑（？）の投げキッス
14	若者の特権	むねキュン過ぎる指輪渡し
15	厄介事の匂い	長尺で描かれたダンス
16	長寿友達	最愛の人を喪った長寿種
17	じゃあ元気で	「もう付き合っちゃえよ!!!」
18	一級魔法使い選抜試験	空が半分しか見えない大きさ
19	入念な計画	奇襲を完璧に防ぐフェルン
20	必要な殺し	必要なおんぶ
21	魔法の世界	「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」
22	次からは敵同士	めんどさ全開なフェルン
23	迷宮攻略	また箱から尻出してる
24	完璧な複製体	やきもちフェルンのハグ
25	致命的な隙	モジモジフリーレン
26	魔法の高み	金のミミックからも尻出し
27	人間の時代	少年ヒンメルの出会い
28	また会ったときに恥ずかしいからね	孫弟子と同じ嫌顔