【2025 SheBelieves Cup】アメリカ女子代表 1－2 日本女子代表（日本時間2月27日／スナップドラゴン・スタジアム）
目を疑うほど異次元のトラップとセカンドタッチだった。なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）のMF長谷川唯の神プレーが話題となっている。
なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）は日本時間2月27日、「2025 SheBelieves Cup」（アメリカ開催の４か国対抗戦）の第3戦でアメリカ女子代表を2－1で撃破。FIFAランキング1位の世界女王を13年ぶり＆14試合ぶりに下して、大会初優勝を飾った。
ダブルボランチの一角で先発した長谷川は、開始2分に華麗なキラーパスでMF籾木結花の先制点をアシストすると、50分にはFKからDF古賀塔子の決勝ゴールに関与。他にも数々の技巧で違いを作り出した。
中でも圧巻だったのが、54分のワンシーンだ。GK山下杏也加が蹴ったライナーの鋭いパスに対して、センターサークル手前で長谷川が反応。背番号14はまず、右足のアウトサイドを使って自身の胸の位置あたりまで浮かせる。そして落ちてきたところをもう一度右足アウトでスペースへ持ち出し、サポートに来た籾木へとボールを預けたのだ。
この後、籾木から右サイドを駆け上がるMF浜野まいかへと大きく展開されると、大外をオーバーラップしてきたDF守屋都弥がクロスを供給。ゴール前で合わせてきたのが、つい先ほど中盤の底で圧巻プレーを見せた長谷川だった。相手DFエミリー・フォックスとのエアバトルには敗れてしまったが、独力で局面を動かし、フィニッシュにまでも絡もうかというシーンだった。
このプレーにABEMAやSNS上のファンは大興奮の様子で、「長谷川唯の空中トラップ凄くて笑ってしまった」「いやうま」「神トラップ」「おおお」「今のトラップやばくない？うますぎ」「長谷川レベチだわ」などのコメントで溢れた。さらに、「長谷川唯の三笘ばりのトラップ」という声もあり、2月14日のチェルシー戦でGKからのロングキックをスーパートラップしてゴールを決めた日本代表のMF三笘薫を想起していたファンもいた。
ニルス・ニールセン新監督の下、SheBelieves Cup初優勝を飾ったなでしこジャパン。大会得点王とMVPは4ゴール・3アシストを記録したFW田中美南だったが、インパクトと貢献度では長谷川も負けず劣らずだった。
（ABEMA／2025 SheBelieves Cup）
