【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト 1-3 バイエルン(日本時間3月1日/メルセデス・ベンツ・アレーナ)
選手が吹っ飛ぶ衝撃のタックルだった。しかも、それを繰り出したのはデビュー2年目の18歳、シュトゥットガルトのDFフィン・イェルチュだった。今季初のイエローカードをもらう場面となったものの、ファンは勇猛な若手DFへの期待感を抱いているようだ。
注目のシーンは、ブンデスリーガ第24節、シュトゥットガルトがホームでバイエルンと対戦した39分。ホームチームがカウンターを受けた場面で早急に攻撃の芽を摘み取った。
バイエルンが自陣左サイドで攻撃を始め、DFアルフォンソ・デイヴィスが突破を図ったところに、猛烈な勢いで突っ込んだのがイェルチュだった。今季3試合目の出場で、2試合連続先発を果たした18歳のセンターバックは、持ち前のカバーリング能力を発揮。186cm・81kgの屈強な身体ごと突っ込むロケットスライディングを繰り出したのだ。A・デイヴィスも危険を察知しボールをすくい上げて回避しようとしたものの、不可能だった。
空中で一回転するように転倒したA・デイヴィスは、右大腿部を抑えながら悶絶。中継のリプレイ映像が流れると、背景に映り込んでいたバイエルンのベンチでは、選手、スタッフが一斉に立ち上がって猛抗議する瞬間もあった。
主審はすぐさま笛を吹いて、イェルチュにイエローカードを提示。今季からシュトゥットガルトでプレーする18歳の新星にとって初の警告を受けるシーンとなった。
SNSではファンも反応し、「イェルチュえぐすぎる」と危険タックルに驚きを示した一方で、的確なカバーリングなど、フル出場する中でハイパフォーマンスを見せたプレーに対しては「イェルチュがすごくいい。可能性すごく感じます」「イェルチュほんと良いよねぇ」「イェルチュは将来化けそうだな」と期待感を寄せるコメントも集まっていた。
なお、A・デイヴィスは、87分に伊藤洋輝と交代でベンチへ。その直前に倒れ込んで治療を受けるシーンもあっただけに、ファンは39分の場面と併せて怪我を心配している様子。しかし、味方が決めた91分の3点目のシーンではベンチを飛び出して歓喜するシーンがあり、ファンは「お前ケガしてないだろw」「元気そうだな」「はしゃいでたから大丈夫だね」「普通に走っとるw」と安堵していた。
試合は、ホームのシュトゥットガルトが首位・バイエルンに1-3で逆転負けを喫した。(ABEMA/ブンデスリーガ)
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