アニメ「アオのハコ」は、部活や恋愛に打ち込む高校生たちの姿を描いた、青春部活ラブストーリーです。2024年10月から連続2クールでTV放送が始まりました。
原作は「週刊少年ジャンプ」（集英社）にて、三浦糀（みうら こうじ）氏が連載する同名漫画です。2025年2月時点で、コミックスは18巻までが刊行。累計発行部数は700万部を突破しています。
この記事では、アニメ「アオのハコ」を彩る主題歌の情報をまとめました。オープニング・エンディング主題歌の楽曲だけでなく、それぞれを担当するアーティストについても解説します。
目次
- アニメ「アオのハコ」とは
- アニメ「アオのハコ」第1クールOP主題歌「Same Blue」
- 第1クールOPを担当するOfficial髭男dismとは
- アニメ「アオのハコ」第1クールED主題歌「ティーンエイジブルー」
- 第1クールEDを担当するEveさんとは
- アニメ「アオのハコ」第2クールOP主題歌「然らば」
- 第2クールOPを担当するマカロニえんぴつとは
- アニメ「アオのハコ」第2クールED主題歌「コントラスト」
- 第2クールEDを担当するTOMOOさんとは
- アニメ「アオのハコ」主題歌のまとめ
- アニメ「アオのハコ」のレビュー・口コミ
アニメ「アオのハコ」とは
舞台となるのは、中高一貫のスポーツ強豪校。男子バトミントン部に所属する主人公の猪股大喜（いのまた たいき）は、1つ上の先輩で女子バスケットボール部の次期エース、鹿野千夏（かの ちなつ）へ密かに片思いをしていました。
早朝の自主練にて、顔を合わせることが多かった2人。当初はただの先輩・後輩だった間柄でしたが、実はお互いの母親が高校時代のチームメイトという接点がありました。
ある日、千夏の両親が海外赴任で日本を離れることになり、インターハイを目指す千夏は大喜の家に預けられました。2人は周囲に同居を隠しつつ、お互いスポーツに打ち込みながら次第に距離を縮めていきます。
アニメ「アオのハコ」第1クールOP主題歌「Same Blue」
アニメ「アオのハコ」第1クールオープニング主題歌は、Official髭男dism（オフィシャルヒゲダンディズム）の「Same Blue」です。
爽やかな青春を感じさせるサウンドで、作詞作曲を手掛けたVocalの藤原聡（ふじはら さとし）さんは、メイキング動画で「何が“Same（同じ）”かというと、誰かに恋する心と、何かに夢中になる気持ち。それが同じ青臭さだったり、美しさだったりすること、それを指して“Same Blue”と言っている」とコメントしています。MVも高校生の恋を描いた青春を感じさせる映像です。
Official髭男dismのコメント
時や我を忘れるほど熱い気持ちになったり、未熟で弱い自分と出会ったり。
青春の鮮烈な色が、作品から自分の心も染まりそうなほど伝わって来て、
真っ直ぐな言葉や躓きそうなほどの疾走感が生まれました。
恋愛への想いと部活への想い、違うのに心が強く動き出す原動力としての「同じ青さ」があって、
それは曲を作った自分の中にもある「同じ青」で。
でもそれぞれが色んな事を経験して、濁ったり、澄んだりしていく。
そんな心模様がこの楽曲の中に溢れてくれたのではと思っています。
■『アオのハコ』ノンクレジットオープニング│Official髭男dism「Same Blue」
第1クールOPを担当するOfficial髭男dismとは
Official髭男dismは「ヒゲダン」の愛称でも知られる人気のバンドです。
2012年に島根県で結成され、2015年のインディーズデビューを経て、2018年に「ノーダウト」でメジャーデビュー。2ndシングルの「Pretender」は、映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の主題歌。3rdシングル「宿命」は、2019 ABC夏の高校野球応援ソングでありテレビ番組「熱闘甲子園」のテーマソングに採用されました。2021年には、第3回Apple Music Awardsで日本のアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。ブラックミュージックをはじめ、さまざまなジャンルをルーツとした音楽で全世代から支持を集め続けています。
アニメの主題歌も多数担当し、アニメ「東京リベンジャーズ」では1期オープニング主題歌 の「Cry Baby」を始め、各シリーズのオープニング曲を手掛けています。アニメ「SPY×FAMILY」1期第1クールのオープニング曲「ミックスナッツ」は、ストリーミング累計再生回数5億回を超えるヒット曲となりました。
アニメ「アオのハコ」第1クールED主題歌「ティーンエイジブルー」
第1クールエンディング主題歌は、Eve（イブ）さんの「ティーンエイジブルー」です。Eveさんが作詞作曲を務め、明るく爽やかな思春期の熱量を感じさせる曲になっています。
Eveさんはインタビューで「大人になった今だからこそ感じ得るものを作りたかった」と話しています。制作しながら年齢に関係なく無我夢中になり、物事に打ち込む際にあふれ出る熱のようなものを感じていたとのこと。そういう青さを感じて欲しいと語っています。
Eveさんのコメント
時間を忘れて無我夢中になっていたこと、なんでもない日々が自分にとって特別だったこと、そしていつのまにか僕らは大人になってしまったことアオのハコはそんなことを思い出させてくれるような大切な作品です。
もうティーンエイジではない自分だから作れるものを詰め込みました、作品を通して感じて頂けたら嬉しいです。
■『アオのハコ』ノンクレジットエンディング│Eve「ティーンエイジブルー」
第1クールEDを担当するEveさんとは
Eveさんは、もともと“歌ってみた”動画投稿など、ネット上から音楽活動を開始したソロアーティストです。現在は、作詞作曲を自身で手がけています。YouTubeの登録者数は522万人を突破するほどの人気を誇っています。MVはアニメをつけて公開するなど、ネット上では顔出ししていませんが、ライブでは顔を出して歌唱しています。
アニメ「呪術廻戦」1期第1クールのオープニング主題歌「廻廻奇譚」や、アニメ「僕のヒーローアカデミア」6期第2クールの「ぼくらの」など、アニメの主題歌も多数担当。「廻廻奇譚」は、YouTubeでのMV再生回数が4億回を超える人気作となっています。
アニメ「アオのハコ」第2クールOP主題歌「然らば」
第2クールオープニング主題歌は、マカロニえんぴつの「然らば」です。マカロニえんぴつらしいバンドサウンドに、あきらめられない恋心を綴った歌詞が特徴の曲です。作詞作曲をしたVocalのはっとりさんは、メイキング動画の中で、「自分の過去の恋愛とかもクロスオーバーする感じで、登場人物に感情移入しながら書けた楽曲」と語っています。
2025年1月3日にデジタルシングルの配信をスタート。配信ジャケットには俳優の高石あかり（たかいし あかり）さんを起用し、新進気鋭の女性カメラマン三森いこ（みもり いこ）さんが撮影しました。
はっとりさん（マカロニえんぴつ）のコメント
「アオのハコ」2クール目のオープニングを担当させていただくことになりました！千夏や大喜、蝶野さんと一緒に青春を駆けながら楽曲【然らば】を作りました。アニメと合わせてどうぞ楽しみに！
■TVアニメ『アオのハコ』第2クールノンクレジットOP │マカロニえんぴつ「然らば」
第2クールOPを担当するマカロニえんぴつとは
マカロニえんぴつは、Vocal & Guitarはっとりさん、Bass & Chorus高野賢也（たかの けんや）さん、Guitar & Chorus田辺由明（たなべ よしあき）さん、Keyboards & Chorus長谷川大喜（はせがわ だいき）さんの4人で構成された、全員が音大出身の次世代ロックバンドです。Vocalはっとりさんの名前は、好きなバンドであるユニコーンのアルバムタイトルから取ったもので、本名ではないというエピソードも知られています。
2012年に結成され、2015年のインディーズデビューを経て、2020年「愛を知らずに魔法は使えない」でメジャーデビュー。2021年末には第63回 日本レコード大賞にて最優秀新人賞を受賞。翌年2022年末の第64回 日本レコード大賞で優秀作品賞を受賞した「なんでもないよ、」は、ストリーミング累計再生回数5億回を記録しています。
アニメの主題歌としてはアニメ「サマータイムレンダ」第1クールオープニング主題歌「星が泳ぐ」、アニメ「忘却バッテリー」エンディング主題歌「忘レナ唄」も担当しました。
アニメ「アオのハコ」第2クールED主題歌「コントラスト」
第2クールエンディング主題歌は、TOMOO（ともお）さんの「コントラスト」です。ピアノソロからイントロが始まるエモーショナルなミディアムバラードで、歌詞では近くにいるのに、なかなか思いの届かない揺れる恋心が綴られています。TOMOOさん本人が登場するオフィシャルMVも、学校が撮影に使われていて、青春と恋を彷彿とさせる楽曲です。
TOMOOさんのコメント
アオのハコの素敵な人たち、その瑞々しい心の動きに触れて、時には自分が同じくらいの年齢だった頃の気持ちも思い出したりしながら、この曲ができました。たとえば恋模様にしても、ただ舞い上がったり憂いたり…というだけでなく、登場人物たちにはお互いにリスペクトがあって、それぞれが支えになっているような瞬間がすごく尊いなあと思ったので、そんな部分も大切にできたらと願いつつ書かせていただきました。
■TVアニメ『アオのハコ』第2クールノンクレジットED │ TOMOO「コントラスト」
第2クールEDを担当するTOMOOさんとは
TOMOOさんは、東京都出身のシンガーソングライターです。6歳からピアノを始め、中学生のころからオリジナル曲の制作を始めました。2022年「オセロ」でメジャーデビュー。2023年に1stアルバムをリリースし、2025年5月には、初の武道館ワンマンライブも予定されています。
これまでに、実写映画「君は放課後インソムニア」の主題歌や、ドラマ「全領域異常解決室」エンディング曲などを担当しています。アニメの主題歌は「アオのハコ」のエンディングが初めてです。
アニメ「アオのハコ」主題歌のまとめ
アニメ「アオのハコ」のオープニング、エンディング主題歌は、1クール、2クールそれぞれすべて違うアーティストが担当しています。オープニングは実力派人気バンドによるアップテンポで爽やかな曲、エンディングはソロシンガーによるエモーショナルで穏やかな曲となっています。
いずれも「アオのハコ」の青春を感じさせる疾走感や、切ない恋心を歌った楽曲です。ぜひ主題歌にも注目して、 アニメ放送を楽しんでください。
※高石あかりの「高」は、正式にははしごだかの字
（C）三浦糀／集英社・「アオのハコ」製作委員会
アニメ「アオのハコ」のレビュー・口コミ
OP楽曲である髭男「Same Blue」は本作にベストマッチでお気に入りになっている。物語としては、猪股大喜と鹿野千夏は同居することになるが二人の関係は何も進展しない。またバトミントンとバスケットの競技シーンも経験者としては物足りない。一体何を楽しめばいいのかと思っていたが蝶野雛の言動が切なくて素晴らしいことに気づく。彼女は自分の気持ちを素直に出しながら関係する人たちへの気遣いがあり良いキャラクターだ。好きな人に好きと伝えることができる蝶野雛はとても魅力的に思えるし応援したくなる。
ラブ多めコメ？として キャラデザ ストーリー OP ED. 全てにおいて王道かつ最近では珍しくピュアなアニメだと思う。 10じゃないのは (アニメでしか見てない)もうひと超え欲しいから
恋愛にそこまで積極的になれない千夏の気持ちも、女の子として意識してほしくて頑張るひなの気持ちも共感する部分がたくさんあるので、嬉しくなったりドキドキしたり切なくなったりたくさん感情移入しながら観てます！
アニメは展開もいいし作画、主題歌、声優もとても良くラブコメアニメを見てきた中で一番好きな作品です。展開も早くすぐに見れるのもいいと思います
猪鹿蝶の3人のキャラが好き ストーリーのテンポもよく、青春を感じる コミックも全巻持っているけど、アニメだとキャラのビジュアルがいい。 是非、アニメ2期をお願いしたい。特に大輝と千夏の付き合うシーンをアニメで見たい。 キャラの声も良く声優陣のキャスティングも最高です。
