【UEFAチャンピオンズリーグ】パリ・サンジェルマン 0-1 リヴァプール(日本時間3月6日/パルク・デ・プランス)
リヴァプールのGKアリソン・ベッカーが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で難易度MAXのシュートをストップ。超人的な反応で繰り出したスーパーセーブにファンが酔いしれている。
リヴァプールは日本時間3月6日、CLラウンド16・1stレグでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。ゴールレスで推移する中で迎えた37分、守護神が圧倒的な存在感を放った。
PSGのFWクヴィチャ・クヴァラツヘリアが左サイドからボックス内に侵入。リヴァプールはMFライアン・フラーフェンベルフ、DFトレント・アレクサンダー=アーノルド、DFイブラヒマ・コナテの3人で囲んだが上手くかわされ、シュートを打たれてしまった。
しかも、ただのシュートではなかった。地を這う高速ショットがコナテの足に当たり、ボールはファーからニアに急変化する予測が困難な一撃だった。しかし、リヴァプール守護神はこれに食らいついた。
アリソンはコナテの股下から急に出てきたシュートに反応が遅れ、なおかつ重心がファーに寄っていた。だが、そのシュートに対する劣勢な状況から人間離れした反射神経を発揮。右足をギリギリまで残してから、軸足を瞬時に抜いて身体を横に倒すコラプシングで、ニアに飛んできたシュートに反応し、右手1本で掻き出す。大ピンチを防いだアリソンはドヤ顔を披露しつつ、コナテと力強くハイタッチをかわした。
解説の坪井慶介氏は驚きの声を上げた後、「これ、大体の場合はファーに打つかなと予測すると思いますし、しかもシュートはディフレクションしている。それをアリソンは止めますからね」と感心していた。
このまさに超人的なスーパーセーブには、ファンがABEMAのコメント欄やSNSで反応。「神ってる」「えぐアリソン」「アリソン凄いな」「やばすぎ」「アリソン神」「化け物」「なんでそれ反応できるん」「アリソンどーなっとんの!」「アリソンじゃなかったら3点は決められとる」「クヴァラがスーパーだけどそれ以上にアリソンがスーパーすぎて」「アリソンに救われすぎている」など、興奮を抑えきれない様子が伺えた。
アリソンはこのシーン以外にも数々のピンチを防ぎ、最終的にはセーブ数10回を記録。ファンが「アリソンが全部防いじゃう試合が久しぶりに来ましたな」「アリソン様様すぎる…」「アリソンが神になりまくる試合ひさしぶりだな…泣」と熱狂する活躍で、1ー0の勝利に大きく貢献し、UEFA選出のプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選出された。
なお、地元メディアの『Liverpool Echo』の『Liverpool.com』の個人採点でアリソンは、いずれも満点の「10点」。前者は「リヴァプールを助け続ける完璧なパフォーマンスだった」、後者は「脅威的だった。苦しい内容でリヴァプールが先勝できたのはアリソンのおかげ」と最大限の称賛を送っている。ちなみに、79分から途中出場して守備を引き締めた日本代表MFの遠藤航も、両メディアで採点7と高く評価されている。
アウェーで先勝したリヴァプールは、本拠地アンフィールドでの2ndレグ(日本時間3月12日)でベスト8進出を目指す。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」