【UEFAヨーロッパリーグ】AZ 1-0 トッテナム(日本時間3月7日/AFASスタディオン)
欧州の舞台で、日本代表vs韓国代表のハイレベルな対決が実現した。AZに所属するDF毎熊晟矢が、トッテナムのFWソン・フンミンを完全に封じ込めると、ファンも興奮していた。
日本時間3月7日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・1stレグでAZは、ホームにトッテナムを迎えると1-0で逃げ切り先勝を挙げた。
右SBで先発した毎熊が守備で輝いたのが、21分だ。トッテナムのMFルーカス・ベルグバルが中央から一気に左サイドまでドリブルで運んでくると、ボックス手前で左のソン・フンミンへと預け、日本代表vs韓国代表のマッチアップが実現。ソン・フンミンがボールを持つ中、毎熊は1.5m〜2mほどの距離感で対峙していた。
すると、ソン・フンミンが半身で距離を詰めて仕掛けようとした瞬間、毎熊が先に守備で仕掛けた。逆に距離を詰め、右足でボールを突いてタッチラインに弾き出したのだ。しかもその際、ソン・フンミンに当てて出したことでマイボールをゲット。毎熊からすれば、トッテナムで最も警戒すべきエースを完璧に封じ込めた瞬間だった。
このシーンには解説を務めた増嶋竜也氏も「あれ以上下がると、ソン・フンミンへの対応が難しくなる。リアクションより先にアクションとしてディフェンスしました」と、仕掛けようとしてくるソン・フンミンに対して、毎熊が絶妙なタイミングで“先に仕掛けた”ことを称賛した。
また、ファンもSNSでは、「毎熊に完封されるソンフンミン」「毎熊やるやん!」「凄すぎない?」とリアクション。その後も同様に毎熊が対人勝利を収めたことで「日韓対決は毎熊が優勢」「ソンは今日毎熊にボール当てる要員で草」といった声もあるなど、日本代表DFの守備能力に興奮している様子だった。
なお、18分にオウンゴールで先制したAZは、その後も相手の攻撃の芽を摘み取ってリードを保ったまま試合終了。アウェーでの2ndレグ(日本時間3月14日)でベスト8進出を目指す。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAヨーロッパリーグ)