「ダンスをしている時だけ、幸せに笑えた」
17歳のサクラダケンシンは、唯一の日本人メンバー。彼はK-POPアイドルを志したきっかけについて、中学生のときにBTSを見てK-POPに興味を持ったと語る。しかし高校1年生の冬に自宅が火事で全焼し、買い集めていたK-POPのアルバムを含めて全てを失ってしまった。ケンシンは当時を「火を見るだけで体が震えたり、何もやる気が出なくて学校に行かなかったり……でもダンスをしている時だけ、幸せに笑えたんです」と振り返る。
笑顔の大切さを実感し、「笑顔を届けられる人になりたい」という夢を抱いたケンシン。その後、両親に夢を伝えて東京のダンス学校に編入したといい、「人生が変わりました。一生懸命ダンスを学んで、オーディションをたくさん受けて、今ここにいます」と堂々と語る。
ケンシンはオーディション中も笑顔を絶やさず、『PROJECT 7』ではタイトルソングでセンターに選ばれるなど上位をキープし続けて、見事デビューメンバー入りを果たした。センターに抜擢された際、両親は喜びの涙を流したそうだ。ケンシンは「火事のことで両親もすごく辛かったと思う。東京の学校では1人暮らしだし学費が高いのに、火事でお金がない中僕を送り出してくれて……今はデビューして恩返しできたかな。これからも精一杯頑張って、恩返ししたいです」と両親の感謝を語りつつ、今後の活躍への意気込みを見せた。
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