番組では「消えた子」の問題を取材している石川結貴氏、離婚した父親に引き取られ小学生時代の約3年ほど年「消えた子」として過ごした君塚龍二さんも出演。様々な理由で突然、学校に来なくなった子どもを、学校側がなぜ探しきれないのか、警察や児童相談所が見つけられないのかが紹介された。特に石川氏は、虐待などの事件性があるものならまだしも、理由がわからず消えてしまうケースでは、探し方も困難だと説明。「住民登録上の住所から出てしまうと、行政はもう探しようがない。理由がわからないと探しようがなく、結局(子どもが)放置される状況になる。救いのない状況がずっと続いている」と説明した。
この他、君塚さんが父と貧しい車中生活を約3年間も過ごしたこと、父が病気で倒れたことをきっかけに、児童相談所に保護されたことなど、つらい過去が紹介されると、聞いていたりんたろー。の目には大粒の涙が。コメントを求められると「知らないところで命が断たれて、しかも誰からも探されていない、気づかれていないという現状があるのがちょっときつくて…。聞いているのがちょっとしんどくなってきてしまった」と、涙ながらに言葉を絞り出した。
また最後には「本当に複雑な問題が絡んでいて、一概にここを直せばこれが良くなるという問題でもないのですごく難しいが、親がそれを選べてしまう環境も良くないし、システムや設備環境で、なんとか子たちの口をつぐむことを防げないかなと思った」と、新たな「消えた子」が生まれないことを祈っていた。
(『ABEMA Prime』より)

