【UEFAヨーロッパリーグ】AZ 1-0 トッテナム(日本時間3月7日/AFASスタディオン)
AZに所属する日本代表DF・毎熊晟矢の顔面にキックが直撃。映像を見ると“ボール”に挟まれる形でクッションにはなっていたものの、衝撃の出来事には本人も悲痛の顔を浮かべていた。
AZは日本時間3月7日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグでホームにトッテナムを迎えると、1-0で逃げ切り先勝を挙げた。
右SBで毎熊は対面した韓国代表のFWソン・フンミンを何度か止め、さらに攻撃でも好プレーを続けていたが、終了間際の85分には危険なアクシデントに遭ってしまった。
自陣右サイドで相手にスローインを与えた場面のことだ。トッテナムのFWドミニク・ソランケが味方にボールを出してリターンを受け取ると、毎熊は一気に距離を詰めてプレスを仕掛けた。
日本代表DFは浮いたボールに対して頭を差し出してクリアを試みたが、逆にソランケはそのボールを浮かせて突破を図ろうとしたことで“事故”が起きた。なんと、蹴り上げた足がボールを介して毎熊の顔面を直撃し、そのまま顔を押さえ込んで倒れ込んでしまったのだ。
うつ伏せになって悶絶する光景にスタジアムは騒然となり、AZの選手たちが「足を上げてるぞ!」と主審にアピールするなど、一瞬不穏な空気が流れた。ただし、中継映像でリプレイが流れると“真相”が明らかに。毎熊はボールに対して頭から飛び込んだが、ボールに触れた際に逆側からソランケに蹴られたのだ。足が顔を直撃したわけではないものの、危険な場面だった。
毎熊がしばらく頭を抑えて立ち上がれなかったこのシーンには、ファンもSNSで「顔蹴られた?」「痛そうやなこれ」「痛そ…」などと反応。ただ、しばらくすると毎熊は起き上がってプレーを続行し、最後までピッチで戦い続けた。
18分にオウンゴールで先制したAZは、毎熊の奮闘もあり最後までゴールを守り抜いて1-0で勝利。リードした状況で日本時間3月14日の2ndレグへ臨み、ベスト8進出を目指す。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAヨーロッパリーグ)

