【リーグアン】トゥールーズ1-1モナコ(日本時間3月8日/スタジアム・ド・ツールーズ)
スパイク一足分もないほどの、非常に際どいものだった。モナコの日本代表MF南野拓実がオフサイドラインギリギリの位置から決めたゴールに、ファンが興奮している。
モナコは日本時間3月8日、リーグ戦の第25節でトゥールーズとのアウェイゲームに臨み、1-1で引き分けた。
この試合のファーストゴールは17分。決めたのは先月、公式戦3戦連発と絶好調の南野だった。
モナコは敵陣でボールを回される中、MFマグネス・アクリウシェが相手DFジェイディー・カンボの大きなコントロールミスを見逃さず、一気にギアを上げてボールをカット。そのままドリブルで直進し、ボックス内まで侵入した。
しかしアクリウシェにはDFチャーリー・クレスウェルとDFマーク・マッケンジーがシュートを伏せごうと応対。アクリウシェは右サイドへと駆け上がってきたFWマイカ・ビーレスに倒れながら展開する。ビーレスはそこで打ち切るのではなく、マッケンジーの股を通し、ファーへ走っていたフリーの南野へと冷静にラストパスを出した。
相手ディフェンダーとGKヒェティル・ハウグの狭い隙間を抜けたパスに背番号18は左足で合わせ、ネットを揺らした。
しかしゴールが決まった瞬間、トゥールーズの選手たち4人が手を挙げて南野のオフサイドをアピール。実況席も「フラッグか……」と惑わされるほど目視では瞬時に判断できない際どいゴールだった。
オフサイドラインを示す青色の線と南野の位置を示す赤色の線はスパイク一足分もないほどのギリギリなものに。これにはABEMAの視聴者はコメント欄で「オンやなDFの左足残ってる」「うおおおおおおおお」「モナ王!モナ王!モナ王!」「ぎりぎりやったね」と反応している。
また、解説を務めた小村徳男氏は「一回スピードダウンをしていますよね。オフサイドにならないタイミングで。(南野は)ボールが来ない時でも常に入っていくじゃないですか。それが習慣になっていて、それが報われましたよね」と日本代表MFの狡猾なランニングと、ゴールを呼び込むための影なる努力を伝えた。
好調の南野は1-0の状況の74分までプレー。しかしモナコは90分を過ぎた直後に失点。追加点を奪えなかったことが響き、土壇場で勝ち点2を失う形になった。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)





