【UEFAヨーロッパリーグ】ソシエダ 1-1 マンチェスター・ユナイテッド(日本時間3月7日/アノエタ)
ソシエダの日本代表MF久保建英が、絶品クロスでチャンスを演出した。右サイドから得意のドリブルを仕掛け、相手のタイミングをずらして逆足でクロスを入れる。飛び込んだ相棒のFWミケル・オヤルサバルもサムアップで称えるパスに、ファンたちも大興奮だ。
久保はUEFAヨーロッパリーグ・ベスト16の1stレグ、マンチェスター・ユナイテッド戦に先発で出場。右のウイングとしてピッチに立った。するとゴールレスで迎えた47分、鋭いクロスから決定機を演出する。
MFブライス・メンデスのパスを右サイドで受けた久保は、対峙するDFノゼア・マズラウィに向かって緩やかにドリブルを開始した。そこへFWジョシュア・ザークツィーがカバーに入る。久保は縦へのコースとカットインのコースを消された状態だったが、怯むことなくドリブルを続け、対峙する相手のタイミングをずらすように、急に縦に一歩運び出してから右足でクロスを入れた。
このボールは、足を出したマズラウィをすり抜けてゴール前へ。そこに走り込んだオヤルサバルは触れられず、最後はDFレニー・ヨロにクリアされた。しかしオヤルサバルは久保を称えるようにサムアップ。久保もこれに応え、笑顔を見せてサムアップを返すなど2人の関係の良さが垣間見れた瞬間だった。
解説を務めた林陵平氏は「いいタイミングでしたね。(オヤルサバルが)先にさわればビッグチャンスになりましたね」とコメント。久保の個人技から局面を打開した一連のシーンを称賛した。
またABEMAのコメント欄やSNSでは「絶品クロス!」「逆足でもこの精度だから技術がすごいよ」「仕掛けから完璧なクロス」「うますぎるやろ」「右足に追いやられてもクロス入れられるから止められないわな」「マジでソシエダの戦術久保だわ」と絶賛。さらにオヤルサバルとのサムアップについては「久保くんにっこり」「いい関係性だ」「オヤルサバルも久保を信頼して入ってきてるからな」といったコメントが見られた。
久保は81分にFWシェラルド・ベッカーと交代するまでプレー。4回のドリブルのうち2回を成功させ、3つのキーパスを通すなど攻撃面で貢献。チームは久保のCKから獲得したPKをオヤルサバルが決めて追いつき、1ー1のドローで2ndレグを迎える。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAヨーロッパリーグ)