「魔法少女リリカルなのは」シリーズの20周年記念セレクション特番として、TOKYO MXやBS11で2024年12月28日に放送された「美佳子のお部屋-20周年スペシャル-」。その中で、2018年公開の劇場版「魔法少女リリカルなのは Detonation」から約6年ぶりに、「なのは」シリーズの完全新作TVアニメーションが制作されることが判明しました。
この記事では、その新作アニメ「魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance」（以下、「なのはEXCEEDS GBV」）の放送はいつからか、放送局はどこか、ネット配信の有無はといった気になるポイントをお伝えしていきます。さらに、これまでに放送されたTVアニメ「なのは」シリーズの過去作品についても振り返っていきましょう。
目次
- 「魔法少女リリカルなのは」新作アニメはいつから？放送局は？
- ネット配信はある？無料で見られる？
- 「魔法少女リリカルなのは」新作アニメは全何話？
- 作品概要
- 過去にオンエアされた「なのは」シリーズTVアニメ一覧
- まとめ
「魔法少女リリカルなのは」新作アニメはいつから？放送局は？
「なのはEXCEEDS GBV」のTV放送日は、2025年5月の時点ではいまだ公開されていません。それどころか、わかっているのは完全新作TVアニメーションであることだけで、TVシリーズなのかTVスペシャルなのかも不明、放送局さえ未発表なのです。これについては、より詳しい続報が明かされるのを待つしかないでしょう。
ネット配信はある？無料で見られる？
「なのはEXCEEDS GBV」がネット配信されるかどうかは、2025年5月の時点では情報が発表されていないため、わかりません。しかし、近年に制作されたTVアニメは、ほとんどがネットでも配信されていますので、恐らくは「なのはEXCEEDS GBV」の配信も行われるのではないでしょうか。
無料で視聴できる？
無料配信が行われるかどうかも気になるところですが、配信サービスも判明していない現時点では、どうなるかはまだわかりません。しかし、ABEMA（アベマ）は新作アニメの無料放送・見逃し配信をよく行っていますので、もしABEMAが「なのはEXCEEDS GBV」を配信するのであれば、無料で見られる可能性はありそうです。
「魔法少女リリカルなのは」新作アニメは全何話？
「なのはEXCEEDS GBV」がTVシリーズだとすると、ボリュームは全何話になるのか。これも放送開始前の現時点では不明ですが、これまでにTVで放送された「なのは」シリーズのアニメは、第3期の「StrikerS」が2クール26話だったほかは、すべて1クール12～13話で放送を終了しています。なので恐らくは「なのはEXCEEDS GBV」も同程度、1～2クールくらいのボリュームになるでしょう。
作品概要
「なのはEXCEEDS GBV」は、2004年にスタートしたアニメ作品「魔法少女リリカルなのは」シリーズの最新作。同シリーズは元々2000年に発売されたivory（アイボリー）の美少女恋愛ゲーム「とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜」のスピンオフ作品として始まりましたが、やがて「カードキャプターさくら」や「魔法少女まどか☆マギカ」などと並んで、魔法少女ものの金字塔とも言うべき高い人気を獲得した作品となりました。
ちなみに、2025年5月の時点で「なのはEXCEEDS GBV」について判明しているのはタイトルとロゴ、完全新作であるという情報くらいなものです。しかし、タイトルに「Gun（銃）」「Blaze（炎）」「Vengeance（復讐）」の要素が組み込まれていることから、シリアスなシナリオになる可能性が非常に高そう。実際どうなるかは、続報で明かされるのに期待したいところです。
2025年3月22日にはティザービジュアルとともにスタッフ情報が解禁されました。
スタッフ
原作・脚本：都築真紀
監督：浜名孝行
キャラクターデザイン・総作画監督：新垣一成
キャラクター原案：川上修一
アニメーション制作：Seven Arcs
完全新作コミックも連載開始！
なお、講談社のウェブコミックサイト「水曜日のシリウス」で、2025年4月から「魔法少女リリカルなのはEXCEEDS」と題した完全オリジナル新作コミックの連載が始まりました。
こちらは主人公・高町なのは（たかまち なのは）が13歳の頃の戦いを描いており、アニメ「なのはEXCEEDS GBV」との関連性は不明ですが、コミックもアニメもタイトルに「EXCEEDS」と入っているからには無関係ということはないはず。アニメに沿ったシナリオになるのか、あるいはアニメの前日譚なのかはわかりませんが、興味のある方はコミックもチェックしてみましょう！
過去にオンエアされた「なのは」シリーズTVアニメ一覧
ここからは、TVアニメとしてこれまでに放送された「魔法少女リリカルなのは」シリーズ過去作品および関連作品をまとめて紹介。見落としがあるという方や、内容を忘れてしまったというオールドファンは、完全新作アニメ「なのはEXCEEDS GBV」の放送が始まる前に振り返ってみてはいかがでしょうか？
魔法少女リリカルなのは
2004年10月から12月にかけて放送されたTVアニメで、「なのは」シリーズの記念すべき第1作目。全13話で原作は都築真紀（つづき まさき）さん/ivory、監督は新房昭之（しんぼう あきゆき）さん、脚本は都築真紀さん、アニメーションはセブン・アークスという顔ぶれで制作されました。
ストーリーは、9歳の少女・高町なのはが傷を負った異世界の少年・ユーノを偶然助けたことから、「ジュエルシード」と呼ばれるロストロギア（古代遺産）の探索に協力するため魔導師となり、ライバルの少女魔導師・フェイトと何度となく交戦するが最後には分かりあって友人となる、というもの。2010年1月には本作の物語をリメイクした劇場版アニメ「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」も公開されています。
魔法少女リリカルなのはA’s
第1期「魔法少女リリカルなのは」から約半年後に起きた新たな戦いを描いたTVアニメ第2期。2005年10月から12月にかけて全13話が放送され、制作スタッフは原作が都築真紀さん/ivory、監督が草川啓造（くさかわ けいぞう）さん、脚本が都築真紀さん、アニメーション制作がセブン・アークスという面々でした。
主人公・なのはが所属不明の魔導師に突然襲われるところから始まる「闇の書事件」を描いた作品で、前作でライバルだったフェイトがなのはの親友として味方となるのが見どころ。一方で半身不随の孤児・八神はやて（やがみ はやて）に従う4人の騎士が敵勢力として新たに登場します。また、2012年7月には「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's」のタイトルでリメイク劇場版も上映されています。
魔法少女リリカルなのはStrikerS
TVアニメ第3期で、ボリュームはこれまでの倍となる全26話。2007年4月から9月まで放送され、制作スタッフは原作が都築真紀さん、監督が草川啓造さん、脚本が都築真紀さん、アニメーション制作がセブン・アークスとなっていました。
前2作の10年後の物語で、19歳となったなのはやフェイト、はやてたち主要人物が組織に所属するなど容姿や立場が大きく変わっているほか、舞台も前2作の日本から異世界のミッドチルダへと変更され、なのはが保護した少女・ヴィヴィオなど新キャラクターも多数登場。その一方で、スピンオフ元である「とらいあんぐるハート3」に由来する設定がほとんどなくなっているからか、同作品の制作元であるivoryの表記が原作から外されているのも特徴です。
魔法少女リリカルなのはViVid
2015年4月から6月まで放送されたTVアニメ第4期で、全12話。2009年に原作・都築真紀さん、作画・藤真拓哉（ふじま たくや）さんで連載がスタートしたコミックが元となっており、制作スタッフも原作が都築真紀さん・藤真拓哉さん、監督が伊藤祐毅（いとう ゆうき）さん、脚本が小林成朗（こばやし なるあき）さん、アニメーション制作がA-1 Picturesと一新されています。
一方、ストーリーはTVアニメ第3期から4年後の物語ということで、主人公がなのはからヴィヴィオへと変更されています。それに伴い、シナリオもこれまでのような重い展開の戦いから、格闘技を中心としたスポーツ魔法少女ものを中心に、ほのぼのとした明るい日常が描かれるようになっています。
ViVid Strike！
アニメシリーズ第5期ではなく、「魔法少女リリカルなのはViVid」の派生作品という位置付けのTVアニメ。2016年10月から12月にかけて全12話がオンエアされたほか、OVA3話も制作されています。制作スタッフは原作が都築真紀さん、監督が西村純二（にしむら じゅんじ）さん、脚本が都築真紀さん、アニメーション制作がセブン・アークス・ピクチャーズとなっています。
タイトルに「魔法少女リリカルなのは」と入っていないことからもわかるように、なのはやフェイトといったこれまでの主要人物はほとんど登場しません。主人公はヴィヴィオから新キャラクターのフーカへと変わっており、前主人公のヴィヴィオも格闘技の対戦相手としての登場となるため、世界観を共有した別作品と考えて良さそうです。
まとめ
以上、完全新作TVアニメーション「なのはEXCEEDS GBV」の放送情報および、シリーズ過去作品の基礎知識といった情報をまとめました。とは言え、まだ発表されて間もないせいか不明な点ばかりですので、気になる新情報は判明し次第お伝えしていきます。
(C)NANOHA EXCEEDS PROJECT
(C)NANOHA 20th PROJECT
