【リーグアン】トゥールーズ1-1モナコ(日本時間3月8日/スタジアム・ド・ツールーズ)
【映像】超高速膝スライディングでピッチ外にフェードアウトした瞬間
プレー中、モナコのGKが滑ったままピッチから姿を消した。そして、そのままゴールを決められると両手で頭を抱え、膝から崩れ落ちて絶望した様子を見せていた。
日本時間3月8日、日本代表MF南野拓実が所属するモナコは、リーグ戦の第25節でトゥールーズとのアウェイゲームに臨み、1-1で引き分けた。
“事件”はその試合の90+1分に起きた。南野にゴールを決められ、1点を追いかけるトゥールーズは、DFチャーリー・クレスウェルが前線のFWフランク・マグリを目掛けて長いボールを送る。
モナコのGKラドスワフ・マイェツキはボックス内ギリギリのところまで飛び出し、これを難なくキャッチしようとした。しかし、マグリと並走していたDFティロ・ケーラーと交錯し、ボールをこぼしてしまう。マグリにボックス内右に転がったボールを回収され、このままでは無人のゴールへシュートを打たれてしまう状況へと事態は一転する。これを阻止しようとマイェツキは素早く体を起こしてニアのコースを消しにいった、はずだった──。
冷静さを保ったマグリは右足を振り抜かずに中へ切り返し、逆を突かれたモナコの守護神は慌てすぎたのか、両膝をつけたままピッチの外へフェードアウト。DFバンデルソンが猛ダッシュでボックス内へと戻って応対したが、地を這うシュートは彼の股を抜け、そのままネットを揺らされた。
勝利まで目前だった中で喫した、痛恨の失点。マイェツキは両手で顔を両手で覆い、その場でうずくまってしまった。
ただし落胆したのは、ファンも同じ。ABEMAのコメント欄では「あ〜あ、ぶちこわしや…」「キーパーどこいってん」「GKどこいくねん」「GKおかしいって」「やっちまった」「セレブレーションかよってくらい滑ってたな」「どこまでも膝スラするショート思い出した」「今年一の珍プレーだったw」「キーパーの動きじゃない」「ワチャワチャすぎやろ」とツッコミの嵐となった。
痛恨のミスを犯してしまったGKに、現地メディア『maxifoot』はチーム内最低タイの「4」と採点。「ASモナコのGKは悔やむことになるだろう…。チームが試合を支配していたため、ポーランド人GKはトゥールーズの攻撃が冴えなかったこともあり、全体的にはほとんど脅かされる場面がなかった」とし、当該シーンについては「ケーラーとの連係ミスからマグリの同点ゴールを許してしまった。その直後には、ミハ・ザイツのヘディングシュートを防ぎ、なんとか引き分けに持ち込んだが…」と、その後あわや逆転負けかというピンチを防いだことにも言及されているが、総じて厳しい評価となった。
また、モナコを率いるアドルフ・ヒュッター監督は「長い時間にわたって我々の方が優勢で、本来なら2点目を決めるべきだった。勝つべき試合で勝ち点1しか取れなかったのは大きな失望だ。試合終盤のプレーは、このレベルではあり得ない」と、試合後にコメントを残している。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)





