【明治安田J1リーグ】横浜FC 0-2 FC町田ゼルビア(3月8日/ニッパツ三ツ沢球技場)
スタジアムが騒然となるほどの“どつきあい”が繰り広げられた。横浜FCのMFユーリ・ララが行ったスライディングタックルを巡って、FC町田ゼルビアの選手たちが取り囲む事態に。しかしリプレイを確認すると、ユーリ・ララにとっては厳しい判定だったことが確認でき、ファンたちがSNSで怒りを露わにしている。
横浜FCは明治安田J1リーグの第5節で町田を本拠地に迎えた。ゴールレスで試合を折り返すも、51分に桑山侃士、86分にナ・サンホがネットを揺らし、アウェイチームが勝利。敗れた横浜FCは2連敗となった。
町田が先制した後の71分、事件が起こる。センターサークル付近で、FW櫻川ソロモンからのパスがずれて、FW西村拓真にボールが渡ってしまった。ここでボールを追いかけたユーリ・ララが全速力の勢いそのままにスライディングを敢行。すると接触した西村が転倒したところで主審のホイッスルが鳴らされた。
このプレーに怒った町田の選手たちは、次々とユーリ・ララを取り囲む。逆サイドからフルスプリントしてきたFW相馬勇紀は胸から体当たり。これに怒りを見せたユーリ・ララに対して、DF昌子源が突き飛ばして応戦すると、そのほかにもDF林幸多郎、MFドレシェヴィッチ、MF下田北斗らが取り囲む。横浜FC側は、DFンドカ・ボニフェイスが急いで間に入って収めようとするも、熱くなっている昌子はンドカ・ボニフェイスをも突き飛ばし、スタジアムは騒然となった。
ABEMAのコメント欄やSNSでは「危ねぇ!!」「ガッツリ行きやがった!」「危険なプレー」「危ねぇんだよ!」と、ユーリ・ララを批判する声が上がっていた。しかしリプレイを確認してみると、ユーリ・ララのスライディングは先にボールに触れており、むしろ西村に踏みつけられる格好となっている。
そのため解説を務めた佐藤悠介氏は「町田の選手たちが背中側から見ていると、足の裏で行ったんじゃないかと。ただ足の裏ではない」とユーリ・ララを擁護した。
このプレーでユーリ・ララにイエローカードが出されるとファンたちは「ユーリは綺麗にボールにいってるし、相手がうらみせたじゃない?」「いやユーリはクリーンにいったでしょ」「囲むなよ」「むしろユーリが踏まれてる」「ユーリさん、ボール触ってますよ」「は?これでイエロー?」とコメント。厳しい判定に怒りを露わにしている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)