【ブンデスリーガ】フライブルク 0-0 RBライプツィヒ(日本時間3月9日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
日本代表MFが爆速ドリブルを繰り出した。一瞬のフェイントと加速で相手選手を振り切ってゴール前で決定的な場面を作ったプレーは、まさに堂安律の真骨頂と言えるものだ。
注目のシーンは、ブンデスリーガ第25節、フライブルクがホームにRBライプツィヒを迎えた一戦、60分のことだ。右サイドからの攻撃で、日本代表MFが違いを見せつけた。
右サイドでMFパトリック・オスターヘッジがボールを持つと、そのさらに右で堂安が並走。そしてボックス手前に到達したところでパスを受けると、相手DFダビト・ラウムとの1対1を迎えた。堂安はボールをさらしながら、一瞬、左に身体を傾けるフェイントを入れ、縦方向に急加速。足を出してくるラウムを完璧に振り切って、ボックス内でクロスを送った。これは相手にクリアされたものの、堂安らしさが詰まったシーンとなった。
堂安は今季も、フライブルクの中心選手として存在感を放ち続けている。緩急自在かつ縦にも中にも切り込める圧倒的なドリブルや、トップスピード33.56kmを誇るスピード、今季26本を記録しているクロスなど、チャンスメーカーとしての能力を発揮。さらには、この日は81分の1本に終わったものの、今季は25試合で41本のシュートを放ち8得点をマーク。リーグ14位にランクインする得点能力でチームをけん引している。
なお、この試合は両者スコアを動かせないまま0-0で終了。CL出場圏内の4位以内を狙う5位・フライブルクと6位・ライプツィヒによる上位対決はドローとなった。(ABEMA/ブンデスリーガ)
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