【ブンデスリーガ】フライブルク 0-0 RBライプツィヒ(日本時間3月9日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
日本代表MFがオランダの至宝にハードタックルをお見舞いした。フライブルクに所属するMF堂安律が味方と“共闘”して相手選手を潰す場面にスタジアムが沸き立った。
注目のシーンは、ブンデスリーガ第25節、フライブルクがホームにRBライプツィヒを迎えた一戦、18分のことだ。ゴールレスの展開の中、中盤の競り合いでそれは起こった。
ライプツィヒが最終ラインから組み立てを始めると、ピッチ中央左にいたFWシャビ・シモンズにボールが入った。そこで、このオランダ代表FWに前を向かせないようにとプレスに動いたのが、フライブルクのDFキリアン・シルディリアと堂安だった。
2人はシモンズを挟み込むように寄せて、シルディリアは左から、堂安は右から身体を入れ込んでボールを奪取。このハードタックルはさすがにファウルとなり、審判はシルディリアに注意を与えているようだった。しかし、転倒したシモンズは右の腰付近を抑えながら悶絶していたことからも、決定的な一撃を喰らわせたのは堂安のようだった。
この場面は奏功しなかったものの、堂安は持ち前のドリブルやフィニッシュのみならず、今季は守備面でも大きくチームに貢献。特に「デュエル勝利数」は今季、チームトップの258回をマークし、リーグ全体でも10位にランクインするなど、ハードに奪い切るプレーはブンデスリーガにおいても際立つ存在へと変貌を遂げている。
なお、チームはゴールネットを揺らせないままゴールレスで終了。CL出場圏内の4位以内を狙う5位・フライブルクと6位・ライプツィヒによる上位対決は痛み分けとなった。(ABEMA/ブンデスリーガ)
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