【UEFAヨーロッパリーグ】マンチェスター・ユナイテッド 4-1 レアル・ソシエダ(日本時間3月14日/オールド・トラッフォード)
やや厳しすぎる判定だったが、勝負の行方を左右する大きな出来事だった。日本代表MF久保建英が所属するソシエダのDFホン・アランブルが痛恨の1発退場に。その判定がファンたちの間で物議を醸している。
ソシエダはUEFAヨーロッパリーグ・ベスト16 2ndレグでマンチェスター・ユナイテッドと対戦した。16分までに両チームともPKで得点する異様な雰囲気の中で試合が進むと、ソシエダが1点を追いかける63分に問題のシーンを迎える。
ユナイテッドのカウンターシーンで、FWジョシュア・ザークツィーからの対角のロングスルーパスが、左サイドで裏をとったMFパトリック・ドルグに通った。ソシエダは、アランブルが対応。先のボールに触ろうとしたが、ドルグと接触して転倒した。するとすかさず主審はホイッスルでプレーを止め、アランブルに対してレッドカードを提示した。
この瞬間、解説の林陵平氏は「1発DOGSO(決定的な得点機会の阻止)。ここにカバーが一枚でもいれば(判定は変わった)」と説明する。しかしこのシーン、実はDFナーイフ・アゲルドがカバーに入れる距離にいたとも見られる。リプレイを確認した林氏は「厳しいっちゃ厳しいが、レッドといえばレッド。DOGSOの要件に当てはまる」と、主審の判定を支持した。
一方、ABEMAのコメント欄やSNSのファンたちもアランブルが退場した瞬間は「終わっちまった」「やってんなー」「何やってんだよ」「あーこれで試合は終了です」「これは詰んだな」「追いかける方が少なくなるのはきちー」といった声が見られた。
しかしこちらもリプレイ後には「あれ?これって結構厳しくない?」「あの距離をカバーに行ける距離と判断されなかったんか?」「アゲルドのポジション的にカバーがいたと見られても良さそうなんだが」といった声も。さらに「これは主審がやりすぎたな」「このレフェリーちょっと目立ちすぎ」「大丈夫かこのレフェリー?」とアランブルを擁護する声も多く見られた。
ソシエダはこの退場が響き、終盤に2失点を喫して4ー1で敗戦。2戦合計5ー2でベスト16敗退となった。なお、右ウイングとして先発出場した久保は、交代のあおりを受ける形となり、76分にFWオーリ・オスカルソンとの交代でベンチに下がっている。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAヨーロッパリーグ)