【ラ・リーガ】マジョルカ2-1エスパニョール(日本時間3月16日/ソン・モイシュ)
圧巻のスプリントでチャンスを作り出した。マジョルカのFW浅野拓磨がカウンター攻撃に絡み、鋭いクロスから“アシスト未遂”を演じた。
ラ・リーガ第28節で、エスパニョールをホームに迎えたマジョルカ。先日発表された日本代表メンバーからは外れた浅野拓磨だったが、スコアレスで迎えた17分に持ち前のスピードを生かし、決定機を演出した。
自陣左サイドでセカンドボールを回収したMFセルジ・ダルデルから、中央で横パスを受けたMFマヌ・モルラネスが前を向くと、一気にドリブルで加速。カウンターのスイッチを入れる。
背番号8はそのまま縦に持ち運んでいくと、右サイドの背後へ走り出した浅野を見逃さず、CBレアンドロ・カブレラとSBカルロス・ロメロの間を通す絶妙なスルーパスを供給。
持ち前のスピードを生かし背後へ抜け出した浅野は、ペナルティエリア右角付近からダイレクトの右足クロス。グラウンダーの鋭い軌道のボールが、ゴール前へと送られた。
中央で待ち構えていたのはFWムリキ。しかし、タイミングはわずかに合わず反対サイドへと飛んでいく。ファーサイドに詰めていたMFダニ・ロドリゲスが素早く反応し、折り返しを試みる。
この折り返しが通っていれば先制点かという場面だったが、ゴールラインギリギリの位置まで戻ってきたDFウルコ・ゴンサレスが懸命にクリア。惜しくも得点とはならなかったが、浅野が見せたスプリントとワンタッチクロスの精度が光ったシーンだった。
この攻撃にファンも熱狂。「浅野のスピードを活かした良いスルーパスだったし、浅野もワンタッチのクロス悪くなかった!」「また浅野決定機作り出してて草。観客もめちゃくちゃ浅野に拍手するやん」「浅野選手調子良さそう。この時間帯で決めたいところ」とSNSでも大きな反響を呼んだ。
このシーンではゴールに繋がらなかったが、浅野は65分にチームの同点弾となる今季2ゴール目をマーク。前々節のリーガ初得点以来2試合ぶりにネットを揺らし、2-1での勝利に貢献している。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)