アメリカのトランプ大統領の交渉術「マッドマン・セオリー」が注目を集めている。政治ジャーナリストの青山和弘氏によると、安倍晋三元総理大臣はトランプ氏のマッドマン・セオリーを巧みに利用していたという。
マッドマン・セオリーとは、自分が何をするかわからない「ヤバい人間」であることを、ことさら相手に強調することで自分の要求を認めさせる交渉術だとされる。
青山氏は「こういう人が街中にいたらただのマッドマンだが、本当に権力を持っちゃった時に周りがビビってしまう。腫れ物に触るような対応になってしまって、彼のペースに持ち込まれてしまう」と語る。
そして、「安倍元総理はマッドマン・セオリーをよく知っていて、トランプ氏の周りが腫れ物に触るように扱うのを利用しない手はないと思っていた。ただ、実はトランプ氏はそう見えても平和主義者なところを前から持っていて、そこを見透かされてしまうとマッドマン・セオリーが崩れちゃうということを逆に安倍氏は当時から心配していた。トランプ氏は実は戦争は本当に嫌いだそう。(2017年にシリアへ)トマホークを打ち込んだ際にも、手加減して打ち込んだと言われていて、空軍基地にしか打ち込んでいないので、その辺りは見透かされないようにしないと、トランプ氏の抑えがきかなくなっちゃうというところを安倍氏は逆に気にしていた」と説明した。
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