【UEFA女子チャンピオンズリーグ】マンチェスター・シティ 2－0 チェルシー（日本時間3月20日／マンチェスター・シティ・ジョア・スタジアム）
マンチェスター・シティのMF長谷川唯が必殺のスルーパスで決定機を演出。ピッチを引き裂くようなパスにファンが魅了された。
長谷川は、UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのチェルシー戦にアンカーとして先発出場。1点リードで迎えた64分、なでしこジャパンの女王が圧巻のパスセンスでチャンスを作り出した。
長谷川は自陣左サイドで味方と連動したプレスからボール奪取すると、FWメアリー・フォウラーとパスを交換してチェルシーの3人のプレスを回避。前を向いた状態で包囲網から抜け出すと、前方を確認して右足をコンパクトに振り抜いた。ボールは、チェルシーの両CBの間を切り裂くように地を這いながら飛んでいき、マンチェスター・シティのFWフィフィアネ・ミデマーの前にピンポイントで届いた。
長谷川のスルーパスはミデマーのスピードをまったく落とさない完璧なボールで、勢いよくボックス内に進入してシュート。これはGKハンナ・アンプトンに止められるも、背番号25の1本のパスからビッグチャンスが生まれたのだ。
スタジアムも大歓声となった極上と言っても過言ではないスルーパスに、ファンがSNSで反応。「やっぱり長谷川唯ちゃんの視野の広さ、パスやキックの精度は天才」「唯ちゃんのパスえぐい」「絶妙スルーパス」「唯のスルーパスはまさに職人技！」などと絶賛している。
パスで魅せた長谷川は、89分に切れ味の鋭いボディフェイントから追加点の起点にもなっており、3月15日のFAカップ決勝でのオウンゴールを取り返すように90分を通してハイパフォーマンスを披露。チームの2ー0の勝利に大きく貢献した。なお、ベスト4進出がかかった準々決勝2ndレグは日本時間3月28日に開催される。
（ABEMA de DAZN／UEFA女子チャンピオンズリーグ）
