
野菜のなかでも今、特に安くなっているのがブロッコリー。食卓の救世主です。
【画像】ブロッコリーの卸売価格 先月649円が今月は312円と半額以下に
■「非常においしい、安い」
ブロッコリーを丸々焼き上げた一品。野菜高騰のなか、仕入れ値は…。

「イル・ソーレガット」 オーナーシェフ
池永陽一さん
「かなり値が下がってきている。半分とか3分の1くらいの値になっているのでは」
さらに、スーパーアキダイでは…。

アキダイ 秋葉弘道社長
「非常においしいブロッコリーがたくさん出回って、しかも安いという状況」
価格だけじゃない「ブロッコリーは今が買い!」な意外な理由。春と冬で味が違う!?

店員
「お待たせしました。ブロッコリーのオーブン焼きです」
ブロッコリーを丸々1株使いオーブンで焼き上げた、インパクト抜群の一品。
このメニューを提供するイタリアンレストランは…。
池永さん
「(Q.(仕入れ値)高い時はどれくらい?)高い時は(1株)250円から300円近い時もあった。今、仕入れ値150円前後」
ブロッコリーの仕入れ値が最も高い時の半分ほどまで下がっているといいます。
■春と冬で味がどう違う?
秋葉社長
「おはようございまーす!」
トラックの中から、箱に入ったブロッコリーが搬入されていきます。

都内のスーパー、アキダイ。先月ははおよそ20株のブロッコリーが入った箱を5~10ケースほど入荷していたといいますが。

秋葉社長
「(Q.何箱ある?)何箱ですかね…全部で40ケースくらいですかね。(入荷)量でいうと5倍とか」
入荷量が激増しているといいます。そのワケは…。
秋葉社長
「(この冬)最強最長寒波というのが断続的にきた。(ブロッコリーは)外でできる野菜なので、生育が進まない状況が続いた。本当は2月に出る分が遅れて3月に一気に出たという状況」
さらに…。
秋葉社長
「1年ぶりぐらいに値段がやっと下がった感じ」

では、店頭価格はどれくらい安くなっているのか、秋葉社長に売り場を案内してもらうと、21日は1株税込み138円で販売されていました。先月は300円ほどで販売していた日もあり、半分以下に値下がりしているといいます。
50代
「すごくお安くなっていて、一番に目についたのでカゴの中に入れた。ほとんど毎日。結構食べていたが、値段が高騰してしまったので、なかなか手が出なかったが、きょうやっとまた食べられる。きょうはサラダに使おうかなと」
30代
「最近高くて買ってなかったが…」
「(Q.この値段で買えるのは?)ありがたい」

先月649円だったブロッコリーの卸売価格。今月に入り徐々に落ち着き、17日には312円まで下がっています。
さらに、お買い得な値段に加え、今ならではの楽しみ方も。

秋葉社長
「冬の野菜というなかで、寒さのおかげで非常においしくなる。そういう習性がある。3月の後半くらいには春ブロッコリーがでてくる。冬ブロッコリーというのは甘味がある。それが冬ブロッコリーの今の時期の特徴。春ブロッコリーは色が薄くなる。そして柔らかくなる。冬ブロッコリーと春ブロッコリーには違いがある」
秋葉社長によると、安くておいしいブロッコリーをゲットできるのは24日ごろまでがチャンスだといいます。