
愛媛県今治市では27日午後6時ごろから本格的に雨が降り始めました。山林火災が発生して以降、初めてのまとまった雨となる見通しです。待ち望んだ雨に住民からは安堵の声が聞かれましたが、いまだ鎮圧のめどは立っていません。
【画像】「これで収まれば…」5日目で待望の雨も…鎮圧のめど立たず 今治・山林火災

火災発生から5日目。焼失範囲は約442ヘクタールに拡大。建物への被害は合わせて21棟に上ります。

男性
(Q.この後、雨が降るということですが)
「待ち遠しい。底に眠っている火を消してほしい」
“底に眠る火”。周囲の見回りを終えた消防団員からもこんな話が…。

消防団員
「白煙がさっきから出だした所なので見える」
「腐葉土が燃えている。下からまだ消えていない部分がくすぶっている」
(Q.土の下から)
「そうですね」
そのころ、山の中では消防庁の隊員が、木でくすぶり続ける煙を発見。応援を呼び、すぐさま消火します。

消防庁の隊員
「くすぶっている所を見つけて。炎が出ていたので足で踏み消してみたが、完全に消火できないので水を打った方が良い」

残り火は、同じく火災発生5日目を迎えた岡山市でも…。

男性
「雨が降って収まれば一番いいけど」

そして迎えた夜。愛媛県では午後6時ごろから雨が本降りに。まとまった雨は実に11日ぶりです。

男性
(Q.この雨はどうですか)
「安心。ほっとする。今晩はゆっくり寝られそう」
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