【明治安田J1リーグ】アビスパ福岡 2-2 FC町田ゼルビア(3月29日/ベスト電器スタジアム)
日本代表GKの目を覆いたくなるミスからの失点だった。FC町田ゼルビアのGK谷晃生が、痛恨のオウンゴールを献上。2つの重大なミスが重なったまさかの失点にファンも落胆している。
谷は明治安田J1リーグ第7節のアビスパ福岡戦で先発出場。問題のシーンは1ー1の同点で迎えた65分だった。右サイドでボールを受けたDF岡村大八は、MF名古新太郎のプレスを受けると谷へのバックパスを選択した。
対してペナルティーエリア内の谷は、前線にロングフィードを送り届けようと右足を振りかぶる。しかし芝の影響でイレギュラーバウンドしたボールをまさかの空振り。ボールはそのまま無人のゴールへと吸い込まれた。
実況の南鉄平氏は、「あーーーーーーーー!まさかの谷、痛恨のキックミスがゴールに吸い込まれ福岡が逆転」と驚愕。また解説の増川隆洋氏は「時折起こることですが、本人が一番悔しいでしょう」とコメントした。
しかしこの場面、2つの大きなミスが重なっている。谷のキックは、状況を考えれば思い切り足を振らずに、バウンドに合わせるキックなどで飛距離を狙ってもよかった。そして、そもそも岡村のバックパスが拙かった。こうしたシーンでは、仮にミスが起こっても失点にならないようにゴールの枠を外してパスを出すのがセオリーだ。
そうした理由からSNS上では、「谷のキックミスきついって」「こんなことってあるの?」「これは谷のやらかしだな」「何が起こった…「痛恨の空振り」「そんなことあるん?」など谷のミスを指摘する声だけでなく、「岡村もそのパス本当に必要だったか?」「ゴールの枠から外すのが基本なんですよ」「もちろん谷のミスなんだけど、地味に岡村もこのプレーは良くないよな」などの声も見られた。
これで1点を追いかける展開となった町田だが、途中出場のMF仙頭啓矢が84分に値千金の同点弾。4連勝こそ逃したが敵地で勝点1を獲得し、7節を終えて鹿島アントラーズに続く2位につけている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)