
ミャンマーで安否不明の日本人が住んでいたマンションが崩れる様子です。地震発生から5日、当時の状況が明らかになってきました。
【画像】全体のおよそ4分の3が原型を失った…ミャンマー第2の都市マンダレーのマンション
■マンション倒壊 新たな映像

建物の周囲から、煙のようにたちのぼる土ぼこり。悲鳴が聞こえ、人々が混乱するなかで…。

窓枠でしょうか?巨大な物体が音を立てて落下します。その後、土ぼこりはみるみるうちに広がり、視界を奪うほどに。
先月28日、ミャンマー中部で発生した地震の新たな映像。崩落直後のマンションの様子が捉えられていました。

建物に取り残された人に対してでしょうか。「助ける」という叫びが聞こえた直後に…。
土ぼこりの向こう側でこの時、何が起きていたのでしょうか?

倒壊したマンションはミャンマー第2の都市・マンダレーにあります。4棟が連なるような外観でしたが、建物の大部分が崩落。全体のおよそ4分の3が、原型を失っていました。

建物の上部がかろうじて残った場所で、救助活動が行われていますが…。

関係者によりますと、このマンションに住んでいた日本人1人の安否が分かっておらず、現地の日本大使館が情報収集にあたっています。
ミャンマー国軍は2日、地震でこれまでに2886人が死亡し、4600人以上がけがをしたと発表。行方不明者が473人に上る中で…。

崩れ落ちたアパートのわずかな隙間で、祖母と3人救助を待ちます。
この後、助け出されたということです。

首都のネピドーでは、救助隊ががれきの中から生存者を発見する様子が捉えられました。
地震から91時間後の出来事。63歳の女性が救助されたということです。
日本政府は今後、人道支援として600万ドル(およそ9億円)の緊急無償資金協力を国際機関を通じて行う方針です。