【明治安田J1リーグ】浦和レッズ1-0清水エスパルス(4月2日/埼玉スタジアム2002)
清水エスパルスのMF乾貴士が、ピンポイントサイドチェンジでアシスト未遂。後半アディショナルタイムに同点弾を匂わせたビッグチャンス創出に、ファンは大興奮した。
清水は明治安田J1リーグ第8節で浦和レッズと対戦。“永遠のサッカー小僧”が卓越した技術を発揮したのは、清水が1点ビハインドで迎えた90 + 5分のことだ。
乾は相手陣内の左サイドでFWカピシャーバのスローインを受けると、前方を確認して右足をシャープに振り抜いた。放たれたボールは綺麗なバックスピンが掛かり、対角に飛んでいく。その弾道は絶妙で、浦和のDF荻原拓也が懸命にジャンプしてもギリギリ届かず、逆サイドから抜け出していたMF松崎快の足元にピタリと渡った。
乾からの極上サイドチェンジを受けた松崎は右足で収めると、得意の左足でシュートではなくFW北川航也への横パスを選択。結果的にパスが大きくなってしまったが、背番号33が圧巻のテクニックを発揮し、土壇場での同点弾まであと一歩のチャンスを作り出してみせた。
実況・桑原学氏が「今のは決定機でしたね」と伝えると、解説・坪井慶介氏は「乾のパスは本当に見事でした。ボールが良かっただけに、松崎選手はコントロールが決まり、横の北川選手が見えたんでしょうね」と乾のパスを称賛しながら清水の決定機についてコメントした。
右足一振りで決定機を創出したプレーに、ファンがSNSで反応。「乾が上手すぎる」「乾うまいねぇ創造性もあっておもろいわ」「乾パスうますぎや」「しかし乾のパスすげーな」「乾からの松崎 決まったかと思ったのになー」「乾がずっとバカ上手い」「乾がサイドチェンジすると何かが起きる予感」「なんやねんこのサイドチェンジ!」「乾えぐいって」と興奮している。
後半からピッチに立った乾は、必殺のサイドチェンジ以外にもチームで2番目に多い3本のシュートを放つなどしてゴールに迫った。しかし、清水の反撃は79分の1点に留まり、1ー2で敗戦。今季2度目の連勝はお預けとなった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





