名物の五島うどんを食べて、この日は福江島に宿泊し、翌朝撮影を再開することに。仁支川が「今からホテル着いて、荷物を預かってもらってるからそれを取って、宴会やろうぜ」と提案すると、ゆったりなスケジュールにスタジオのマツコは「旅行じゃないのよ、本当に」と呟いていた。
その2時間後、スタッフのスマホで撮影された動画は、“仁支川節”が存分に炸裂している内容だった。タイムマシーン3号に対し「お前ら早く帰りたい…？ まだ今、何時だと思ってんのよ。今まだ10時半くらいでしょう。10時半にもなってねぇよ！ 9時45分だよまだ！」と捲し立てている。
山本浩司が「明日有吉さんの番組なんですよ」と翌日の夕方に『有吉の壁』（日本テレビ）の生放送が控えていることを伝えても、仁支川は「だからなんなんだよ」と意に介さず。山本が「本番で何があるかわかんないんで、万全の体制を整えたい…」と訴えても、仁支川は「バカだなぁ！ それでも“ババーン！”と反応してできないとダメだろ！」と説教モードに突入。
関太が「あとは若いお二人に任せて」と逃げようとしても、仁支川はそのボケも気にせずトークを一切止めない。山本は「止まんねぇんだけど！ トーキングブルースがすげぇんだけど」と笑うしかなかった。そんな、仁支川のトーキングブルースは夜更けまで続いたそうだ。
（『マツコ＆有吉 かりそめ天国』より）
