【UEFAチャンピオンズリーグ】バルセロナ4-0ドルトムント(日本時間4月10日/エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス)
バルセロナのFWヤミン・ヤマルが切れ味抜群のフェイントで相手DFを抜き去った。“生ける伝説”リオネル・メッシを彷彿とさせる超絶ドリブルに、ファンが興奮している。
バルセロナは日本時間4月10日、チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでドルトムントと対戦。ホームチームは、圧倒的な攻撃力を遺憾なく発揮して4ー0と大勝を収め、6シーズンぶりの準決勝進出に王手となった。圧巻のゴールショーとなった一戦では、開始早々に17歳の“神童”が類稀なる才能を披露する。
ゴールレスで迎えた6分、ヤマルは右サイドの深い位置でMFペドリからのサイドチェンジを受けると、左足でうまくバウンドを抑えてコントロールし、ドルトムントのDFラミ・ベンセバイニにドリブルを仕掛ける。左足で小刻みにボールを触りながら少し間合いを詰めた次の瞬間だった。ボディフェイントとエラシコの合わせ技を繰り出したのだ。ボールが足に吸い付いているかのようなタッチと残像が見えるかのような身のこなしで、左方向に行くと見せかけてから右方向に抜き去り、ベンセバイニを完全に置き去りにしてシュートを放った。
このシュートは惜しくも枠を逸れたが、ドリブルは常人離れしていた。対峙したベンセバイニは突破された後に天を仰ぎながら両手を広げ、まさに“お手上げ”の状態だった。
解説・風間八宏氏は「いやうまい」と感嘆、「身体とボールが離れないですよね。ちょっと相手にボールを触られましたけど、身体と離れていないので自分のボールになる」と突破の要因について見解を述べた。
相手を翻弄したドリブルに、ファンがSNSで反応。「ヤマルのドリブルからのシュート!!!!w ライン際とか関係ねえw」「ヤマルの突破がレベチ」「ヤマル、狭いとこ潜り抜けるドリブルは世界トップだな」「ヤマルここでエラシコはすんごいわ」「ヤマルのエラシコ興奮する」「ヤマルえぐいな。綺麗なエラシコ」と興奮した様子だった。
若かりし頃のメッシと同じ19番を背負うドリブラーは、48分に左サイドから高精度クロスを逆サイドに届けて追加点の起点になり、77分にはカウンターから冷静にシュートを流し込んでネットを揺らした。日本では高校2年生にあたる超新星が欧州最高峰の舞台でも眩しいほどの輝きを放っている。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)

