【映像】とんでもない足裏切り返しからの“ニアハイズドン”
【映像】とんでもない足裏切り返しからの“ニアハイズドン”
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【UEFAチャンピオンズリーグ】パリ・サンジェルマン 3-1 アストン・ヴィラ(日本時間4月10日/パルク デ プランス)

【映像】とんでもない足裏切り返しからの“ニアハイズドン”

 相手DF3人を翻弄した圧巻のゴールだ。パリ・サンジェルマン(PSG)のFWフヴィチャ・クヴァラツヘリアが足裏での深い切り返しから左足で強烈なシュートを叩き込み、解説者もファンも驚愕している。

 PSGは日本時間4月10日、チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでアストン・ヴィラと対戦。ホームチームは35分に先制を許すも、攻撃力を存分に発揮し、3得点を奪って逆転勝利を収めた。フランスの雄が準決勝へ王手をかけた中、今冬に加入したドリブラーのスーペルゴラッソが話題になっている。

 1ー1で迎えた49分、クヴァラツヘリアは左サイドでボールを持つと、スピードに乗ったドリブルをアストン・ヴィラのDFアクセル・ディザジに向かって仕掛ける。右足でボールを突きながらゴールに斜めに向かっていき、ボックス内に入ると、内側に切れ込んだ。

 アストン・ヴィラの守備はカットインからの右足のシュートを警戒していただろう。だが、ジョージア代表FWが予想を超えるプレーを繰り出す。

 クヴァラツヘリアは右足を大きく振りかぶった後、ボールを足裏でなめるようにタッチ。リアリティの高いキックフェイントから自身の左半身かつディザジから遠い位置にボールを置き、とてつもなく深い切り返しで縦方向に持ち運んだ。

 一発のフェイントで相手3選手を拍子抜けさせ、左足を強振。弾丸のようなシュートがニアハイを強襲し、ネットに突き刺さった。目にも留まらぬ速さで飛んだシュートは、ワールドカップ優勝GKのエミリアーノ・マルティネスでも反応できず。驚愕のゴールが決まった。

 解説・林陵平氏は「え〜!」と驚きの声を発し、「どんなシュートや。い〜や、すごいな」と興奮を抑えられない様子。さらに「これは止められえないですよ。ここの切り返しは引っかかっちゃいますよ。(シュートは)すごいところに決まりましたね。ニア上ズドン。これは(GKは)取れないですよね、ポストに当たっていますし」と絶賛した。

 記憶に残るスーパーゴールに、ファンがABEMAのコメント欄やSNSで反応。「エグすぎ」「何が起きたかわからん」「クヴァラ!」「流石のクヴァラツへリア!切り返し上手いな」「とんでもないの見てしまった」「化け物すぎる…」「ニアハイ!」「おーーー足裏でその切り返しはヤバい!フットサルかよ」と大興奮している。

 また現地ファンも「ムバッペが去った後、彼らが人生最高のサッカーをプレーしているのは偶然ではない」「この男は強すぎる」「クヴァラツヘリアの歴史上最もクヴァラツヘリアらしいゴール」と目を丸くしているようだった。

 世界に衝撃を与えたジョージア代表は、この試合のPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)を受賞。テクニカル・オブザーバー・パネルからは「試合中はハードワークを絶やすことなく、攻撃の時には常に相手の脅威となった。PSGの2点目のゴールは、クオリティが非常に高く、個人の才能を存分に示すものだった。まるでマジックのようなプレーで、チームを喜ばせた」と高評価を受けた。

 本人は試合後に「アストン・ヴィラは本当に難しい相手だった。この結果には満足している。だけど、まだセカンドレグが残っている。僕らの仕事は終わっていない」と口にし、日本時間16日に行われるヴィラパークでの2ndレグを見据えた。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)

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