インプレスは、第12回ネット小説大賞 小説部門受賞作『異界転生譚 ゴースト・アンド・リリィ1』(著者:長串 望、イラスト:KYO=H)をいずみノベルズの新刊として4月18日に発売する。
 いずみノベルズは、「小説家になろう」などのWeb小説投稿サイトに掲載された小説作品から厳選した作品を商業書籍として刊行し、より広い読者に新しい才能・作品に触れる機会を提供することを目指しているという。
 『異界転生譚 ゴースト・アンド・リリィ1』は、ネット小説大賞 小説部門の受賞作。生きる意味を見失い灰色の人生を送っていた限界社畜OL・妛原閠(あけんばらうるう)はある日、ゲームキャラクターの姿で異世界に転生する。誰からも知覚されなくなる能力を活かし、誰ともかかわらず幽霊のように自由に過ごそうと決意する閠。しかしそんな彼女を見出し、手を引いたのは現地の少女・リリオだった。天真爛漫にふるまう少女の姿に、閠は生きること、生きていくことの意味を見出していく。生きることは戦うこと。生きることは食べること。そして君と歩いていくこと。心は知らず、絆される。これはひとりの人間がきちんと死んで、きちんと生まれ直し、そして生きていく日々のお話。心の再生と絆の物語がここに幕を開ける。