【UEFAチャンピオンズリーグ】レアル・マドリード 1-2 アーセナル(日本時間4月17日/サンチャゴ・ベルナベウ)
チャンピオンズリーグ(CL)の前回王者の息の根を止める一撃だ。アーセナルのFWガブリエウ・マルチネッリが、後半アディショナルタイムに約80mを爆走してスーパーゴール。フル出場からの圧巻スプリントにファンが興奮している。
アーセナルはCL準々決勝2ndレグでレアル・マドリードと対戦。ホームでの1stレグ(3ー0)に続き、アウェーに乗り込んだ2ndレグも2ー1で制して、16年ぶりに準決勝に進出した。
勝利を確実のものにしたのが、ブラジル代表FWが後半アディショナルタイムに見せた規格外のスプリントからのスーパーゴールだった。90+3分、レアル・マドリードはDFアントニオ・リュディガーを最前線に置くなど前傾姿勢で攻めたが、アーセナルは冷静に対処。クロスのこぼれ球をMFミケル・メリーノが拾うと、マルチネッリは自陣ペナルティーエリア手前から一気にダッシュする。
マルチネッリは大きなストライドでぐんぐんと加速していき、凸凹になったレアル・マドリードの守備の穴を突くように斜めに抜け出す。センターサークル付近で裏へのスルーパスを受けると、DFフラン・ガルシアが猛スピードで追走してきた。しかし、マルチネッリは圧倒的な脚力でどんどん引き離し、2タッチ目のドリブルでさらに加速して完全に相手を突破。GKティボー・クルトワとの1対1も冷静に制した。
先発出場して守備に追われる時間帯も長かった中で約80mを爆走し、途中出場のためスタミナ面で有利だったガルシアを瞬く間に振り切ってダメ押し弾を決めたマルチネッリ。解説の野口幸司は、「速い!途中から入ってきたフラン・ガルシアとの競争を振り切りましたからね」と驚き、「斜めにだいぶ長い距離を走った中での振り切り。速かったですね。ガルシアの前に入ったので接触ができない状況も作りましたね」と圧倒的な脚力に脱帽していた。
このゴールには、サッカーファンも驚愕。ABEMAのコメント欄やSNSで反応では、「速すぎだろ」「あんだけ守備してこの時間にフルスプリントって」「足はっや」「ものすごい勢いで走ってきたな!」「スーパーなカウンター炸裂」「この時間にこんなスプリントできるなんてマルチネッリお前はすごいよちょっと泣けてきた」「守備頑張ってるのに後半ATでこのスプリントできるWGが世界にいるんか」「この時間でめっさ速い」「マジで足速すぎんか?」「途中出場ですか?ってくらい元気いっぱいの素晴らしいスプリント」などの反応が目立った。
昨季王者のレアル・マドリードに2試合合計5-1と完全勝利したアーセナル。準決勝ではアストン・ヴィラを下したパリ・サンジェルマンと対戦する。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)

