トランプ政権による大学予算削減で、優秀な頭脳が流出する可能性が指摘されている。この人材をどう獲得し、AI分野に活かすべきか。
【映像】米から頭脳流出?専門家「ラボごと来てもらうチャンス」
Preferred Networks リテール担当役員の海野裕也氏は「チャンスかなと思っている。このタイミングで海外の優秀な先生や研究者を引き寄せる。それにより日本の若い人たちがどんどん勉強していくと、成長していった時にいろいろなものを作っていけるんじゃないかなと思う」と語った。
また、エンジニアで起業家、作家の安野貴博氏は「今は千載一遇。ラボごとこちらに来てもらうチャンス。本気でリクルーティングをかけていくべき。中国やサウジアラビアは研究室ごと獲得する動きを全力で進めている。日本もそういう動きができないとまずい」と、危機感を示した。
中国では人口の7割がAIに積極的に取り組む意向を示している。そこにアメリカからの頭脳流出が加われば、格差はさらに広がる恐れがある。安野氏は「今こそ気合を入れ直すべき時」と強調した。
AIの分野で日本が勝機を見出すには何が必要か。
安野氏は「(AIが)普通の生活にいかに馴染んでいくかが重要。日本においては労働人口がどんどん減っていくので、それができないと社会の維持自体が難しい。中国並みにAIに前のめりになっていただくのが大事。民間も国も一丸となってAIのトランスフォーメーションを進めていく必要がある」と述べた。(『ABEMAヒルズ』より)
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