そんな中、真人の壮絶過去が明らかに。真人には妹の茜がいるのだが、親は義父と遊んでばかりで兄妹達の面倒を見ようともしない。食べるものも満足に与えられない真人は、生き残るためにパンを万引き。腹をすかせた茜にパンを分け与え、二人で肩を寄せ合って生き地獄をサバイブしていた。
子供たちの目の前で平気で母に覆いかぶさるような義父は、二人が勝手にパンを食べていた事を知り理不尽激怒。しつけがなっていないと母親をどやしつけ「おい、腕を出せ。お仕置きやっ!」と真人の細い腕に火のついたタバコを押し付けた。真人の腕には無数の火傷があり、それが初めての虐待でないことは明らかだ。
母はそんな鬼畜義父と真人の間に割って入るも、「あんたが悪いんやろ?謝り!」と何の非もない真人を責める。母を睨みつけ首を横に振る真人に「いい子にしいや!お母ちゃんもあんたも、この人に捨てられたら生きていけられへんで!?」と悲し過ぎる説教。真冬の夜にも関わらず、妹・茜と共に真人を家の外に放り出すのだった。
震災発生で義父が瓦礫の下敷きに 真人はその時…


