【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸2-1川崎フロンターレ(4月16日/ノエビアスタジアム神戸)
川崎フロンターレのFWマルシーニョが、目を見張るテクニックからゴール。コースが変わったパスがヒールに当たって前線にこぼれるとフルスプリントで追走。エリア内での鋭い切り返しから相手DFの逆を突き、アウトサイドで狙い澄ましたシュートを流し込んだ。
川崎はJ1リーグ第12節でヴィッセル神戸と対戦し、1-2で敗戦。ただ、45+3分のゴールが話題となった。ハーフウェイライン手前でボールを受けたMF河原創が、前線へ鋭いパスを打ち込む。しかし、これをカットしようとしたDF山川哲史の足に当たって、ボールのバウンドが変化した。
右足で受けとしたブラジル人FWだったが、イレギュラーバウンドしたボールを左足の踵でコントロール。するとこのボールが偶然にも“シャペウ”のようになり、前線のスペースに転がる。一度はボールを見失ったマルシーニョだがそこから一気に加速して、ペナルティーエリア内に侵入すると、カバーに戻ってきたDF酒井高徳を鋭い切り返しで振り切り、右足アウトでゴール右下へと流し込んだ。
鮮やかなテクニックとシュートに、解説の加地亮氏は「いや、うまかったですねえ……」と思わず声を漏らし、実況の寺西裕一氏は「マルシーニョのスピード!」と速さにも注目した。ゴール裏からのアングルでシュートシーンのリプレイが流れると加地氏は、「ここもうまく切り返して、最後はアウトサイドで右に流し込みましたよね。慌てると思うんですけど、GKとコースを見ながら流し込みました。見事でしたね」と大絶賛していた。
このシーンにはサッカーファンも注目。SNSでは「なに?このマルシーニョ」「速さだけで事故を起こす」「速さは才能」「おれらのマルシーニョそれ1人で決めれるようになったか」「やっぱり結局戦術マルシーニョなんよ」「マルシーニョうますぎるだろ」「全てがうめえ」「マルシーニョのゴールも凄いなこれwそこから右を振れるのか」「マルシーニョが意味不明な点の取り方する」「あのヒールトラップは狙ったのか!?アウトサイドも蹴れるなんて初めて知ったよ」と大興奮の様子だった。
Jリーグ公式サイトによれば試合後にマルシーニョは、「自分の踵に当たってボールが上がって、ボールがどこにあるか分からない状態で探して、パッと見たら前に飛んでいた。そのまま追いかけてゴールすることができました。ゴールは嬉しいですが、それ以上にチームが勝てなかったことを残念に思っています」とコメントしている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





