【UEFA チャンピオンズリーグ】インテル 2-2 バイエルン(日本時間4月17日/サン・シーロ)
バイエルンのDFヨシップ・スタニシッチが、ボールボーイを務めた子どもを突き飛ばした。プロスポーツ選手に相応しくない行為が物議を醸している。
バイエルンは日本時間4月17日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでインテルと対戦。1stレグを1ー2で落とした中で逆転を目指したが、2ndレグは2ー2の引き分けに終わり、2戦合計スコア3ー4で敗退することになった。
そんな試合の終了間際、スタニシッチが物議を醸す行為に出た。90+6分、自陣でマイボールのスローインに。1点差を追いかけアディショナルタイムもあと数十秒という状況のため、バイエルンとしては1秒でも早くプレーを再開させたかった。
スタニシッチがスローインを投げるべく急いだが、インテルのシモーネ・インザーギ監督が近くのボールボーイにボールを渡す。するとバイエルンDFは、なんとボールボーイを突き飛ばしたのだ。この行為には主審がすぐに笛を吹き、イエローカードを提示。目の前で見ていたインテル・ベンチの選手たちも飛び出し、怒りを露わにした。
リプレイ映像で確認すると、スタニシッチが急ごうとする中、少年はボールを左手でピッチに投げ入れていた。少年の遅延行為とも取れるアクションに対して、スタニシッチは怒りを爆発させて愚行に走ってしまったのだろう。実況の安井成行氏は「(ボールボーイを)突き飛ばす形になりました」と伝え、解説の戸田和幸氏は「ボールを渡してくれなかったということでしょうね」と補足した。
この一部始終にはサッカーファンも注目。国内外のSNSでは、「謝れ」「負けてるとはいえ子供を突き飛ばすなんて…」「ボールボーイも悪いが、スタニシッチも悪い」「スポーツマンシップに反する」「これは暴行だ」などスタニシッチに批判的な声が目立った。
一方で、「先に挑発してきたのはボールボーイ」「スタニシッチの立場だったら誰でも同じような反応をするだろうね」「ボールボーイとしての存在意義を無視し挙句試合に干渉してくる害悪に謝罪する必要はない」「これがイタリアの教育なのね失望」など、ボールボーイへの否定的な意見も出ている。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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