【ブンデスリーガ】フライブルク 3－2 ホッフェンハイム（日本時間4月19日／ヨーロッパ・パルク・シュタディオン）
フライブルクのMF堂安律が、先制点の起点となる“神ターン”を披露。マーカーを出し抜く妙技にファンたちが歓喜した。
堂安はブンデスリーガ第30節のホッフェンハイム戦に右ウイングとして先発出場。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を狙うフライブルクにとっては負けられない下位チームとの対戦で、圧巻のパフォーマンスを見せた。
ゴールレスで迎えた28分、右サイドのハーフウェイライン付近から落ちて、DFルーカス・キュブラーからの縦パスを引き出した堂安。ボールに近寄ったタイミングで、対峙するDFスタンリー・エンソキが緩やかに寄せてきた。するとこの動きをフェイクに、堂安は動きを止めることなく急反転。ボールの流れに合わせるようにゴール方向へと向きを変えて、エンソキのプレスを外して縦にボールを運んだ。
ボックス手前の位置でプレスバックしてきたエンソキに捕まったが、冷静にボールをキープしながらボックス内に走り込んだMFヨハン・マンザンビにパスを送る。これをマンザンビがヒールで流すと、最後はFWルーカス・へーラーがキックフェイントでマーカーを外してゴール右隅にシュートを流し込んだ。
堂安を起点とした見事な崩しに、ホームスタジアムは大歓声。またSNSのファンたちも「堂安からヘーラーの崩し完璧すぎる」「堂安うますぎるだろ」「堂安も突破からのナイスパスやった」「素晴らしい」「堂安起点になったなうっめぇ」「クッソ上手いな」「ボールの勢いを殺さずにうまく流してプレス回避。神業」など賛辞の声が寄せられた。
この日の堂安は36分に見事な左足ミドルで今季9ゴール目を挙げ、さらに57分には再びヘーラーのゴールの起点となるラインブレイクを見せるなど3ゴールに絡む大活躍。チームを3－2の勝利に導いた。フライブルクは5位に浮上し、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位RBライプツィヒとも勝点1差に迫っている。
（ABEMA／ブンデスリーガ）
