【ラ・リーガ】ビジャレアル 2-2 ソシエダ(日本時間4月20日/エル・マドリガル)
まさに独壇場という場面だった。ソシエダのMF久保建英が右サイドからボックス内に進入すると、左足でのパスを狙っているように見せつつ、最後は縦突破から右足のグラウンダークロスを供給。圧倒的な個人技で決定機を演出した。
日本時間4月20日にソシエダはアウェーでビジャレアルと対戦。久保からすると古巣対決となった試合で、個人技から決定機を演出している。
前半終了間際の45分だった。MFベニャト・トゥリエンテスからのパスを右サイドで受けた久保は、ボックス内にじわりじわりと近づくと、対峙したDFセルジ・カルドナに複数の選択肢を考えさせるようなボールの持ち方で翻弄した。
何度か左足で中に切れ込む動きを見せ、十分に時間をかけたうえ久保が選択したのは縦突破だった。一瞬の加速で前に出ると、右足のグラウンダークロスをゴール前に供給。ラストパスはMFルカ・スチッチの足下にピタリと合ったが、シュートは相手GKに弾かれてゴールとはならなかった。
この場面はファンの間でも話題に。SNSでは「久保タケうますぎる」「タケ、ヤバすぎる。なんじゃこいつ。上手い、速い、強い」「タケのアシスト未遂が多すぎ」「タケは1人だけレベチだよ」「最近久保右足の低いクロスめっちゃ上手いな」「タケフサ異次元やな」「タケ1人で時間を止めて動かした感じのプレーすごい」など、圧倒的な個人技に称賛のコメントが寄せられた。
「アシスト未遂が多すぎ」というコメントがあったように、今季の久保はアシストに恵まれていない。データサイト『Sofascore』によると、日本代表MFはラ・リーグ17位となる42本のキーパス(シュートに繋がったラストパス)を記録しながら、アシストはなんとゼロなのだ。
今季のソシエダはリーグワースト5位の得点数で(32節終了現在で32ゴール)、チームとしての明確な課題を依然として改善できていない。なお、試合は2ー2の引き分けに終わっている。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)





