【明治安田J1リーグ】セレッソ大阪 1-1 FC東京(4月20日/ヨコドウ桜スタジアム)
【映像】15歳Jリーガー、敵2人の隙間に絶品パスを通した瞬間
才能溢れる15歳のプレーにファンが心を踊らせた。FC東京に所属するMF北原槙が、PKを誘発する鋭いパスを供給。話題となっている・
FC東京は4月20日にJ1リーグ11節でセレッソ大阪と対戦。
まだ中学3年生だった3月1日の鹿島アントラーズ戦でJ1最年少デビューを飾り(15歳7か月22日)、この試合ではJ1最年少記録スタメン(15歳9か月13日)となった北原が、1点ビハインドで迎えた17分に見せ場を作った。
FC東京がインテンシティーの高いプレッシャーをかけ、MF安斎颯馬が敵陣左サイドでMF北野颯太のパスをインターセプト。こぼれたボールを拾ったのが北原だった。
今春に高校1年生になったばかりの15歳は、そのままドリブルを開始でボックス左横までボールを運び、タメを作って対峙するDF進藤亮佑と背後から追ってきた北野をギリギリまで引きつけて左足でボックス内へグラウンダーの鋭いボールを供給する。このボールを受けたFW佐藤恵允が、DF西尾隆矢に倒されてPKを獲得。佐藤が自らPKを決めて試合を振り出しに戻した。
解説を務めていた横内昭展氏は、「北原はあそこに入ってくる選手をよく見てましたね。仲川(輝人)が走ったところに出すと見せかけて、佐藤が入ってくるところをチョイスした素晴らしい判断だと思います」と称賛している。
同シーンについては、サッカーファンからも注目。SNS上では「上手すぎる」「北原が素晴らしい」「ポテンシャルヤバすぎだろ」「実質北原アシストで」「北原慎が恐ろしすぎる」「15歳でこれは笑っちゃう」「えっぐいパス出したな」「FC東京の中で1番上手い」「キックうま」などのコメントが出るなど、神童の活躍ぶりに驚きを隠せない様子だった。
試合はこのまま1-1で終了。4月16日のRB大宮アルディージャ戦(ルヴァンカップ2回戦)に続いて公式戦2試合連続スタメンの北原について、FC東京の松橋力蔵監督は「しっかり爪痕は残してくれたと思っています。まだまだ若いですし、もちろん高い要求はしていきたいですが、この2連戦は十分やってくれたと思います」と称賛する。そのうえで、「観ている方は、僕もそうですけど、もっともっとできる選手だと思っているので、良いコンディションを整えて、良い準備ができればさらに彼の力も発揮できる」と今後に期待を寄せた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)