そこで、ハズレを引く運を“当たりを引き当てる強運”に転じさせるため、10個のシュークリームの中から1つだけの当たり(9個は苦手なプチトマト)を引くという“運試し”を敢行する。
一発目にハズレを引き、苦悶の表情を見せる依頼者。ハズレの場合はシュークリームを補充するため、当たりを引く確率は常に10分の1。2回目、3回目……15回目までハズレを引き続ける。
そして迎えた16回目、少し小さいシュークリームを口に運んだ依頼者は「クリームです」と、ついに当たりを引くことができたのだった。
なお、田村探偵は後日談として、町中華に行った依頼者がチャーハンを注文したところ、手違いで大盛りのサービスを受けられたという“幸運”なエピソードを明かしていた。

