「非常にポジティブ。私はまたオルカン(全世界株式)を、1億円追加購入した」
画面の向こうで爽やかに答えたのは、“資産40億円ニート”として、資産の変動や日々の生活をSNSで発信しているマサニーさん。トランプ関税の影響で株価が値下がり、マサニーさんもそのあおりを受けたという。
「私は今、全世界の株式の指数に連動するオール・カントリー、いわゆる“オルカン”という投資信託に今25億円ほど投資しているが、この1カ月間でマイナス約2.7億の損だった。正直言うと長期投資なので全く気にしていない」(“資産40億円ニート”マサニーさん、以下同)
「これが短期トレードしている方だと多分この暴落で、SNSなどを見ていてもすごくネガティブですごく大損して『市場から引退します。退場します』という方も結構いらっしゃるようだが、私のような長期投資家にとっては定期的にくるバーゲンセールみたいなもの」
この状況を“バーゲンセール”と例えたマサニーさん。さらに1億円の追加投資をしたという。
「いろんなタイミングが重なって、投資していた社債の償還がちょうどタイミングよくあり現金が非常に潤沢であったのと、こういったバーゲンセールがきたので、これは買うしかないかなと思って。引き続きこのままバイ&ホールドで見守っていきたい」
新NISAがきっかけではじめた新米投資家にとって、手痛い暴落となった“トランプ・ショック”だが、マサニーさん自身も投資をはじめてすぐのころに、大きなマイナスを経験したという。
「ちょうど私も投資期間が1年の頃にリーマン・ショックがきて、大きなマイナスになって非常にメンタル的にきつかったときもあった。やはりやり始めるときはちょっとした損でもこの先不安だって感じる方は非常に多いかと思う。それは私もというか、投資家なら誰もが通る道だと思う」
ただ長期的にみれば株式は右肩あがりのため、過去に株価が暴落した後、どのくらいの期間で回復したのかをチェックしてみてほしいという。
「例を挙げると、1987年のブラックマンデーでは米国株が一時30%以上、下落したのがたった2年で回復したり、2007年に100年に一度の金融危機と騒がれて、もう資本主義が終わるのかと騒いでいたときでマイナス50%の大暴落があったが、これも5年で回復したり。直近でいうとコロナショック。もう世界が終わるのではないかと言われていたが、マイナス20%の下落がたった半年で回復した」
「こういった長期投資においては定期的に数年に一度、オリンピックぐらいの頻度で暴落がくる。毎回のことのためそれに振り回されずに、マイペースで積み立て投資される方が成功すると思う」
(『ABEMAヒルズ』より)
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